心温まる映画館誕生の物語「街に・映画館を・造る」―元町映画館ができるまで

「元町映画館」ができるまでを描いた記録映画「街に・映画館を・造る」が完成しました。上映は4月30日から一週間です。

よろしくお願いします。

2013-03-18 12:52:13 | 上映に向けて

今週の土曜日から新作「時」の公開が始まります。この作品は3・11のあまりにも大きな衝撃で鬱に襲われ何とか立ち直ろうとして作った作品です。ストーリーもへったくれもありません。原発や地震の圧倒的な恐怖から逃げようと苦しみあがいていてぐちゃぐちゃになって訳が分からなくなっています。こんな目茶苦茶な映画を上映してくださる神戸映画資料館さんにはいくら感謝してもしたりないです。宣伝してくださったミニコミ誌ぴんくりんくさんにも心から感謝です。ツイッターで宣伝してくださった方々にも心から感謝です。ではここを読んでる数少ない方々是非見に来てやってください。血と汗と涙の結晶です。

 


来る3月23日から

2013-01-25 19:13:03 | 上映に向けて

 

「街に映画館を造る」の監督の木村卓司です。来る3月23日から3月26日まで「時」という題名の自分の新作が神戸映画資料館で公開される事になりました。「街に映画館を造る」を見て怒った人も寝た人もなかなかいいなあと思った人も是非見に来てください。時を実態化させてます。ミロかダリかはたまたデクーニングか。詳しくは神戸映画資料館のサイトをご覧ください。23日は5時から24日は1時30分から25,26日は6時30分からです。60分のサイレント映画で1年かけて作りました。弾丸の様に強烈なショットを連続させようとがんばって作りました。だいたい1秒撮るのに3時間かかってます。腰がまがらなくなったり腕が動かなくなったり大変な苦労をしつつ撮りました。ではよろしくお願いします。


ありがとう、シネマジャーナルさん。

2012-07-02 12:57:17 | 上映に向けて

 

少しマイナーですが凄いボリュームを誇る映画雑誌シネマジャーナルさんが「街に映画館を造る」を最新号の85号で紹介して下さってます。是非読んでいや出来れば是非是非買ってくだされ。よろしくお願いします。後、7月5日までBSの日本映画チャンネルがシネホリっていう番組で「街に映画館を造る」を紹介して下さってます。ほんとうにありがとうございます。こちらも是非ご覧になって下され。よろしく お願いします。                                   木村。


「小さな町の小さな映画館」上映されます

2012-02-27 20:05:34 | 間奏曲

「小さな町の小さな映画館」(2011年、日本映画、105分) http://www.chiisanaeigakan.com/intro.do?cmd=display 

いよいよ「元町映画館」での上映が始まります。3月3日から16日まで、一日一回の上映。一週目は11:00から、二週目は13:30からです。初日には森田恵子監督が舞台挨拶されます。

120万人の神戸市で「映画館を・造る」ことが結構大変だったことを思えば、1万4000人の浦河町で93年の長きにわたって「映画館を・営む」ことのご苦労、まずよほどのことと思われます。

映画館にとどまらず、その周辺で、生活の変化に応じてときにはバトンタッチもしながら、映画館を支える人々が描きこまれています。「まち・つく」を支えてくださったみなさんと、ぜひご一緒に語り合いたい映画です。

 


「アントキノイノチ」の瀬々敬久監督からコメントを頂きました。感謝。

2011-12-31 12:58:03 | 上映に向けて

「新しく神戸元町に生まれた映画館。そこにフィルムの映写機が設置される瞬間はまるで御神体が奉納される様だ。デジタル化で単館映画館が揺れる現在、あえてなされた船出。その記録であるこの映画はすべてが厄介そうに撮られ編集されている。映画というものが厄介で面倒でだからこそ愛すべきものだと作り手が思っているのがよく分かる。」。


三木市に行ってきました。

2011-12-22 13:34:23 | 営業日誌

17日土曜日の夕、三木労音の皆さんが「まち・つく」上映会を開いてくださいました。

お招きをいただいて(売り込んで)、堀・木村の両名で神戸電鉄線を北へ。鈴蘭台から冬枯れの粟生線を(生まれてはじめて)西へ。

人口80,000人、田園の古い街並みの続く沿線に忽然と立つ「三木市立市民活動センター(福祉会館)」。立派。定員500人の大きなホールもあって、三木労音開催のイベントの主会場。新春1月17日(火)にはここで「エクレール お菓子放浪記」の上映会が予定されています。10時、13時、16時、19時の一日四回。元町映画館で見逃しちゃった方はぜひ見に行ってください。三木労音(0794-82-9775)。

「まち・つく」の上映に定員500人の大ホールはさすがにオーバースペックなんで、それでも結構広い会議室での上映。後ろの白壁がそのままスクリーンに。

お世話いただいた三木労音の皆さんと、木村監督。

上映後、ご覧になったばかりの皆さんとお茶しながらの合評会。

具体的なお金の動きやスケジュールの詳細のようなことより、映画館づくりの「雰囲気」や「勢い」のよく伝わるリズム感のある映像表現で、かえって参考になった(かも)、というご感想をいただきました。

優しいお客さんばっかりで、監督の前でけなしにくかったのかも(木村談)。

古い街には古い立派な建物がたくさんあって、昔の「蔵」とか「倉庫」とか「銭湯」とか、映画館に使えそうな建物もそういえばいっぱいあちこちに残っているとか。

「蔵に・映画館を・造る」ことも、あながち不可能な感じがしなくなってきました。


「まち・つく」、こんどは三木へ!

2011-12-13 21:58:25 | 上映に向けて

三木市のみなさんが「まち・つく」の上映会を開いてくださいます。堀・木村の両名、神戸電鉄に乗って行ってまいります。堀も、神戸電鉄線で鈴蘭台から西へ行くのは初めてです。わくわく。

 

さて、これがきっかけになって、三木の街にも・映画館が・出来る、ようなことになったらすごいなー。

 

 

 

『街に・映画館を・造る』上映と 

2011/日本/118 

木村卓司監督・堀忠オーナーを囲んで茶話会 

 

ごく普通の映画ファンが自分たちの手でつくった映画館

元町映画館」のできるまでを記録したドキュメンタリー

映画を鑑賞後、監督とオーナーにエピソードを語って

いただきます。

開催日 平成23年12月17日(土)PM5:00

場 所 三木市立市民活動センター(福祉会館)1

 料 金 500円(軽食付)

 

 

主催・お問い合わせ 「三木労音」0794(82)9775

             URL http://www.mikiroon.com

 

 


自分が尊敬する

2011-10-02 10:12:56 | 上映に向けて

マンガ家のクロヌマキヨシさんからコメントを頂きました。ありがたいです。「恐怖の電話が延々続いているみたいだった。パーティのシーンを撮影している監督は孤独が極まっていて直視出来ない程だった。」                                   木村。


「高槻セレクト」での上映、ありがとうございました

2011-09-27 00:27:24 | 上映に向けて

無事終了しました。

25日の「パネルトーク 高槻セレクトx元町映画館」23:30終了予定という、日曜の遅い時間のイベントだったにも関わらず、大勢のお客さまがおいでになり、「街に・映画館を・造る」も最後までご鑑賞くださいました。ありがとうございました。

お客さまから。「保健所の関与はオドロキでした!大変なんですね。イチゴの好きな彼女が、10年くらいしたら、エイゼンシュテインを語ったりしてるんだろうか…。」(On Twitter)

ロビー中央、立っているのが木村卓司監督。

パネルトークのまとめは同劇場のホームページで。

http://d.hatena.ne.jp/takatsukiselectcinema/20110926#p1

伝統ある商店街に面した、「元町映画館」と同じ《ご町内タイプ》の劇場の先輩的存在であった「高槻セレクト」の(私たちにはいかにも突然に思える)閉館は、さみしくもありショックでもあります。でも、映画館がなくなっても、そこを支えてきた皆さんが映画の世界からいなくなってしまうわけではありません。どこかほかの場所で、ほかの形で、映画や映画館に関わっていかれることと思います。そしてこれからも、「元町映画館」に、関西のいろいろな劇場や上映運動に、応援やご指導を下さるものと思います。ありがとうございました、今後ともよろしくお願いします。

最終上映は30日、「寅次郎 ハイビスカスの花」。

最終日の終映後にはクロージング・イベント。「やっぱり、特に段取りなどは設けずに、まったりご飲食&ご歓談という形にすることにしました。まあ、普段はまったりな雰囲気が良いと言って頂いてたこともあって、最後もこう、何と言うか、ゆるゆるといこうかな、と…」、とのこと。

 


よくないことが起こりそうな気が・・

2011-09-22 23:52:03 | 上映に向けて

25日、ということは、もうすぐになっちゃったのですが。

パネルトーク「高槻セレクトシネマx元町映画館」、こんなポスターまでできて、なんか大事っぽくなっていますが、キツネにつままれたようでもあり他人事のようでもあり、現実感がないですけど、大丈夫なんでしょうか?

杉本支配人(高槻セレクト)と岸野さんがおいでになるからには、40分お通夜的静寂、にはならないでしょう。西村さん(高槻セレクト)が仕切ってくださるように聞いていますし。

木村監督、大丈夫ですかね?話振られたら、一回30秒以上はなにか言ってくださいね。

 

不安だ・・・

よくないことが起こりそうな気がする。


「まち・つく」、「高槻セレクト」最終上映に決定!

2011-09-05 19:10:28 | 上映に向けて

9月末日をもって惜しまれながらの閉館を迎える「高槻セレクトシネマ」のクロージング上映の一本に、「まち・つく」をお招きいただくことになりました。

http://d.hatena.ne.jp/takatsukiselectcinema/20110903#p1

9月25日20:50からの一回限りの上映。上映前に、同シネマ・杉本順一支配人、木村卓司監督、キノキネマ・岸野令子さんのトークがあります。「元町映画館」からは運営スタッフの堀がご一緒させていただきます。終映は23:30の予定。

 「昨年9月に現体制となり1年を迎える高槻セレクトシネマと8月に1周年を迎えた元町映画館。商店街の中にある地域密着型映画館として奮闘してきたそれぞれの1年を振り返りながらミニシアターの現状と未来を語りあう。オフレコぶっちゃけトークも飛び出すか!? 」

 でね、このクロージング上映、翌日からはなんとマキノ正博の歴史的名品「鴛鴦歌合戦」(1939年)になって、最後30日は「寅次郎 ハイビスカスの花」(1980年)で終わるのよ。いいのかな?


DVU編集員 中山洋考さんからのコメント

2011-08-22 12:47:59 | 上映に向けて
「二人の映画作家をめぐる究極の選択に、少女は一瞬の迷いもなく答えました。しかしその問いかけを彼女がどれだけ分かっているかは謎です。大人たちの会議に集中できないカメラはまるで授業中の子供の落書き遊びでした。少女はスクリーンで映画を見て微笑みました。でも彼女が見たのはひょっとしたらただの光の点滅かも知れません。そんな中、大人たちは懸命に映画のことを伝えようと語りかけてきます。街に、映画館を、造る、その労力と成果は簡単にはわからない・・・。

お客さまのお声

2011-08-21 10:37:35 | 上映に向けて
「光の影に艶があってよかったです。特にピアノ演奏と劇場でのダンスの場面」  華道の先生のコメント.。               「ジョナス・メカスの様だ」  東京のシネフィルの方のコメント。

「渋谷」上映、無事終了しました

2011-08-20 00:23:31 | 上映に向けて
7月28日、「オーディトリウム渋谷」での四日間の上映が無事終了しました。平日のみの上映で、監督も堀も伺うことができず、企画に加えていただいた劇場関係者の方々には全面的にお世話いただくことになり、本当にありがとうございました。

恒例、お客さまのお声をご紹介させていただきます。

昨日はオーディトリアム渋谷で、『街に・映画館を・造る』と『死ね!死ね!シネマ』を観る。どちらも映画館を主要な舞台とした映画で、或る種の眩暈を引き起こしてくるのだけれど、メタ性、批評性に寄りかかることなく、対象への眼差しの強さに勝負を賭けてきて、見事勝ち。興奮させられてしまう。
木村卓司さん監督・撮影・編集の『街に・映画館を・造る』は、スクリーンという平面を観るために組み上げられていく立体空間の形成過程を追い、その奥行きを彫り込んでいく手持ちカメラが素晴らしく、後から木村さんに聞いた話では階段を後ろ脚で上がりながらカメラを回す、ということもなされたとか。(On Twitter)

映画館館主の方が、和風の衣装を着た聖母のステンドグラスが美しいキリスト教教会で「映画と観客との出会い」を祈るシーンも見事に撮られてきて、ついで、無人の教会を横移動で捉えていくカメラからは、何か奇怪な興奮が。
木村卓司さんは、映画館館主の方から、この、今回、建設が撮られた「元町映画館」がつぶれるまで、記録を撮り続けていただけないかと頼まれているそうで。
次回作も楽しみ!(On Twitter)


上映時間、分かりました。

2011-07-20 20:26:37 | 上映に向けて
25日は1時から26日は3時から27日も3時から28日は1時からです。同時公開の篠崎誠監督の新作「死ね死ねシネマ」が話題騒然ですが自分の「街に・映画館を・造る」もよろしくお願いします。