道はだれのもの?札幌21

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「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令案」に対するパブリックコメント

2011年08月19日 | 記事


http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=120110014&Mode=0
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(本文)「一方通行」と言う言葉は法律用語を越えてすでに普通語として一般市民には理解されている。自転車は軽車両であり車道を自動車と同じ方向に、つまり車道の左側を自動車と同じ方向に走る事が義務づけられている。「一方通行」の車道の場合も自転車は自動車と順行して走る(べき)ことは明らかである。国によって、そこに突然「自転車の一方通行」が持ち込まれてきた。件名にある命令の改正案である。交通社会に招かれざる「一方通行」のダブルスタンダードが発生し、自転車だけでなく、自動車ドライバー、広く一般市民の中に整理しきれない混乱が生じる事は必至である。想像力を駆使して考え、将来の混乱はいまのうちに回避しなければならない。
考えるに「自転車の一方通行」とは単に対面双方向走行を一方向走行(いちほうこうそうこう)に変える事であり、そもそも「自転車の一方向走行(いちほうこうそうこう)」の事にすぎない。実際的にはその事につきるわけで特殊な、この場合、この場合の具体例はその都度そのように標示したり標識したりすればいいわけで、ここではその具体的な分野には言及しないことにする。私は、ここでは、日本人の精神衛生に深くかかわって具体例以上に大切な事、すなわち、言葉のわぎらわしさを避けるように提言(パブリックコメント)したいと思う。自転車の一方向走行を決して「一方通行」などと表記したり言ったりしてはならない、と。

言葉の、法律によるダブルスタンダードはんたい!


(付記1)警察庁、国土交通省は、本当に、一般市民から意見をきく気があるのかどうか、まずもって確かめたい。自転車の事であれば一般市民のもっとも関心のある事柄である。パブコメで求める意見をていねいに明確にしなければならないのに、「一方通行』のダブルスタンダードだったり、地の説明がなかったり、がれきの入ったざるをひっくり返したようなズサンな説明の仕方である。あてにしてマスコミにも説明をしたようであるが、優秀な日本のジャーナリストもその本意を測りかねてさじを投げ出したようである。これでは意見が集まらないであろう。説明の義務を放棄して意見集約の気がないなら、今回の募集は中止して出直してほしい。

(付記2)何が意見として求められているのか分からない。法律(命令)の改正に対する意見募集であるのなら、法律から一度はなれて問題点を市民レベルで解説してほしい。法律の専門家、関係する内輪の官僚、法曹界の人々なら良くわかる事というかもしれないが、私はそのような専門家を信用することが出来ない。白紙にして、まず法律と市民の橋渡しをしてほしい。

(付記3)法律の立案者がよく自転車の事、自転車レーンの事を理解していないように思われる、ただ職務でやるのであれば、そのような法律はつくるな、と言いたい。この改正は既存法律を修正する形でいじられているが、歩道の自転車走行、自転車レーン、などの自転車の問題は既存法律をどう改正してもこれ以上は無理だというのが通説になりつつある。なじまない。語句や条文の改正ではなく、市民の意識はその前提的な自転車の道のあり方の方に広く向いている訳だから、そこのところからまず手をつけてほしい。役所の人的配置は軽すぎる。

(付記4)今回の改正の問題点がよく分からないと言われているのは、自転車レーンや、自転車の歩道走行など、自転車の道のインフラの部分、その法律、規制など、警察庁、国交省の考えがなにも分からないからだ。それ無しに意見募集にはムリがあることは明らかだ。現在の自転車問題は机上でやるほど単純でも簡単でもない。やり直しを求める。


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