めざせ!日本の遺言の欧米化っ
みなさま、こんにちは。
終活アドバイザー@ちゃこです。
欧米に比べて、遺言書を作成する人が少ない日本
海外では、遺言書は常識のようですが
日本はまだまだ、習慣にはなっていません。
年間120万人の方が亡くなりますが、
公正証書遺言の作成実績は、約1%の12000~13000件。
一方、アメリカでの遺言普及率は、50%とも言われます
確かに、相続に関する制度も違います。
アメリカでは、遺言書がないと遺産が州政府の管理になり
そこから財産分割となると高い手数料がかかります。
では、なぜ日本で遺言書が普及しないのか?
理由その1 戸籍制度が発達している
日本では、戸籍謄本1枚取れば、人の誕生から死亡までの
一生の歴史が一目瞭然でわかります。
相続人も然り。戸籍で足りるから、遺言書の必要はない。
一方の欧米諸国では、戸籍という制度がないため、
誰が誰の親で、子供で・・・と判断するのが難しい。
理由その2 戦前の家督制度が尾を引いている
戦前は、戸主がなくなると、長男が財産を継ぐのが原則。
そのため、他の子供、家人へ相続を指名する遺言の出番は
巡ってきませんでした。
特に理由その2は、戦国時代から綿々と続いてきた制度。
このDNAは色濃く日本人の中にすりこまれ、
戦後に民法が改正されても、ほとんどの親たちは
家督制度を守り、子供たちを相続トラブルへ巻き込みました。
しかし、時は平成。お城じゃなくて、マンションに住む
親の「争族」を目の当たりにしてきた子供たちも
自分の相続を考える年齢になってきました。
「あんな争いは、もうコリゴリ」
遺言書などの相続対策に戦略を立てるのが、平成流です。
がんばろう!日本の遺言書の欧米化
めざせ!遺言書普及率50%
(って、新しいキャンペーン???)
ちゃこ