中国メディアの快資迅は20日、日本を訪れる中国人観光客は、「他の国からの観光客とは異なる視点で日本を見て、興奮しながら帰国する」と指摘する記事を掲載した。

 日本は独自の伝統文化や四季折々の景色、日本独特の食文化といった観光資源のほか、近年では漫画やファッションなどのサブカルチャーで多くの外国人旅行客を魅了している。
これは中国人観光客も例外ではないが、記事は「一部の中国人観光客は日本を訪れると特殊な反応を示す」と伝えつつ、「中国人は日本の街全体の清潔さに驚愕、感銘を受け、『中国人は日本に学ばなければならない』と口にする」と紹介した。

 さらに、日本のスーパーマーケットを例に挙げ、「日本のスーパーは中国の食品を扱うスーパーマーケットや市場とは大きく違っている」と指摘。観光客を意識した地元の海産物を扱う市場だけでなく、日本人が日常的に買い物をする普通のスーパーマーケットですら、「中国人にとっては大きな衝撃を与える場所」となっているという。

 日中の歴史背景ゆえに今でも日本に対して好意的な感情を抱けない中国人は少なくないが、記事は「日本のスーパーマーケットを訪れれば、学ぶべきものが数多くあることに気づく」とし、そこには反日感情すら揺るがすほどの力があると訴えた。その売り場は「整理整頓され、陳列の仕方が非常に細かく分類され、全てに明確な値段が明示されているので、買い物の時間も少なくて済む」と、中国とは大きく異なる部分を力説した。

 この点、中国人が毎日利用する地元の生鮮市場は、日本の市場とは陳列の仕方も販売方法も全く異なる。
山積みされている食材を、自分で掴んでは鮮度と質を見極め、500g当たりの値段を尋ね、納得する価格であれば必要な分だけを購入する方法が多い。新鮮な食材を厳選し、値切ることができるという利点はあるが、不特定多数の人が触るので衛生面の心配がある。中国人観光客が日本のスーパーマーケットを見て感動すら覚えるのは、こうした販売方法の違いが関係していると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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