ソニーのオンラインサービス「PlayStation Network」で発生した史上最大規模の情報漏えい事件を機に、あらためて情報漏えい対策に注目が集まっています。一方で、スマートフォンやソーシャルネットワークの普及、高度化するマルウェアといった要因により、漏えいの危険性はますます高まっているといえるでしょう。

 残念ながら、人間が情報を取り扱う以上、故意にせよ事故にせよ、情報漏えいを完全に防ぐことは困難です。しかし、漏えいを起こりにくくすることはできますし、万一情報漏えいが発生した際に迅速に発見したり、拡散を防ぐ方法も用意されています。「最悪の事態」を想定し、事後処理のあり方を考えておくことも必要です。

 このセミナーでは「100%完全はない」という前提に立ち、情報漏えいのリスクを極力抑える現実的な対策を紹介していきます。

開催概要

タイトル @IT 情報漏えい対策セミナー
防ぐ、見つける、拡散を抑える ―― 現実的な情報漏えい対策とは
日時 2011年6月16日(木) 13:30~17:20(受付13:00~)
会場 ベルサール飯田橋 イベントホール [地図]
東京メトロ東西線「飯田橋駅」A2出口より徒歩2分
JR中央線「飯田橋駅」東口より徒歩3分
東京メトロ有楽町線・南北線「飯田橋駅」B5出口より徒歩4分
都営大江戸線「飯田橋駅」C1出口より徒歩5分
定員 150名
対象 経営者、経営企画の方、社内情報システムの運用・方針策定する立場の方
SIerおよび企業情報システム部門の企画担当者、運用管理者など
参加費 無料
主催 アイティメディア株式会社 @IT編集部
協賛 日本ベリサイン株式会社、Sky株式会社、ネットエージェント株式会社

※講演内容、登壇者が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

講師 プロフィール

早貸 淳子 氏 【基調講演】
一般社団法人 JPCERTコーディネーションセンター 常務理事
早貸 淳子 氏
法務省、外務省および経済産業省において、不動産登記・商業登記制度のコンピュータ化、電子認証制度、債権譲渡の電子ファイリング制度の構築、電子商取引法制、電子署名・認証業法等のIT法関係や民商事法の法案の立案、施行作業を担当し、2003年から2005年には、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンター長として、情報システムの脆弱性対策、ウイルス・不正アクセス対策、暗号技術やITセキュリティの評価・認証制度の構築・運用、その他情報セキュリティに関する普及啓発活動に従事。2006年4月より、一般社団法人 JPCERTコーディネーションセンター 常務理事。
園田 道夫 氏 【特別講演】
サイバー大学 IT総合学部 准教授
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) 研究員
特定非営利法人 日本ネットワークセキュリティ協会 研究員
園田 道夫 氏
情報セキュリティ関連の教育やコンサルテーションを中心に活動中。2004年より経済産業省主催セキュリティキャンプの講師も務める。著作に「Winnyはなぜ破られたのか」、漫画「アクセス探偵 IHARA」「アクセスガールアスカ危機一髪」、Web連載「にわか管理者奮闘記」、書籍「ぼくのパソコンを守って!」、訳書「セキュリティポリシーの作成と運用」「暗号技術大全」「Snort2.0侵入検知」「実践パケット解析」(監訳)「ファジング」(監訳)などがある。
サイバー大学 IT総合学部 准教授、NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 研究員、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) 非常勤研究員、有限会社タプレ社員。

プログラム

13:00~ 受付
13:30

13:35

開会挨拶

 
13:35

14:25

基調講演

『情報窃取目的によるサイバー攻撃の高度化の現状と
 対策の見直しの必要性』

最近の情報窃取を目的とするサイバー攻撃は、マルウェア感染といったような独立した1つのインシデントで片づけられるものではなく、既存のセキュリティ対策をかい潜る形で長期にわたって行われる傾向にあります。このような脅威の現状の一端と、対策の有効性を再確認する場合に留意が必要な点などについて、現時点における分析の状況を踏まえてお話します。

講演者:
 一般社団法人 JPCERTコーディネーションセンター 常務理事
 早貸 淳子 氏
14:25

15:05

セッション1

『情報漏えい対策最新事情~新たな脅威への対策の必要性』
Twitterやfacebook、そしてスマートフォンなど、新たなインターネットの利用形態も、既にセキュリティの脅威に晒されています。また最近もゲーム会社への不正アクセスによる情報漏えいなど、相変わらず事件・事故は後を絶ちません。このような中で、企業が考えるべきセキュリティ対策はどのようなものでしょうか。本セッションでは、昨今のサイバー犯罪の現状や先進的なベリサインのソリューション、またユーザー様の事例などをご紹介いたします。

講演者:
 日本ベリサイン株式会社
 SSL製品本部 ダイレクトマーケティング部 マネージャー
 大塚 雅弘 氏
15:05

15:10
休憩
15:10

15:50

セッション2

『いま求められる情報セキュリティ対策
 ~PCからUSBメモリ、スマートフォンまで一括管理』

クライアントPC、USBメモリ、ネットワーク機器、そして、ビジネス活用が広がりつつあるスマートフォンまで、オフィス全体のIT資産管理、情報セキュリティ対策が急務な課題になってきています。本セミナーでは、これらの利用リスクや情報漏えい対策、また「SKYSEA Client View」を活用した管理方法、事例などをご紹介いたします。

講演者:
 Sky株式会社
 ICTソリューション事業部 システムサポート部
15:50

16:00
コーヒーブレイク
16:00

16:40

セッション3

『「故意」の情報漏えいを防ぐ対策とは』
尖閣ビデオ流出。警視庁公安部のイスラムテロ捜査情報流出。昨年のセキュリティ上の脅威として最も目立ったのは、内部犯による「故意の情報漏えい」でした。従来のセキュリティでは守りきれないこうしたインシデントをいかにして防ぐか、過失や故意による情報漏えい事件に500件以上の対応経験を持つ情報漏えい対策の専門家が解説します。

講演者:
 ネットエージェント株式会社
 代表取締役社長
 杉浦 隆幸 氏
16:40

17:20

特別講演

『情報漏えい後始末』
情報漏えいの対策、予防策はすでに知られていますが、事後の対処についてはまだまだ浸透していないのが現状です。本講演では実際の事例を紐解きながら、主に事後対処について検討していき、あるべき対処手順とその準備について解説します。

講演者:
 サイバー大学 IT総合学部 准教授
 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) 研究員
 特定非営利法人 日本ネットワークセキュリティ協会 研究員
 園田 道夫 氏

※講演内容、登壇者が変更になる場合がございます。予めご了承ください。


■お問い合わせ先:アイティメディア株式会社 イベント運営事務局
E-Mail: event_support@sml.itmedia.co.jp  TEL: 03-6824-9376

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主催

@IT編集部
@IT編集部



協賛

日本ベリサイン株式会社
日本ベリサイン株式会社


Sky株式会社
Sky株式会社


ネットエージェント株式会社
ネットエージェント株式会社