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2011年7月31日16時36分
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吉永小百合さん「原発なくなって」 原爆詩朗読会で発言

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写真:子どもや母親らと合唱する吉永小百合さん=31日、広島市中区、日本母親大会提供拡大子どもや母親らと合唱する吉永小百合さん=31日、広島市中区、日本母親大会提供

 女優の吉永小百合さんが31日、広島市中区の広島国際会議場であった原爆詩の朗読会で、福島第一原発の事故に触れ「原子力発電所がなくなってほしい」とあいさつした。朗読会はこの日開かれた日本母親大会の特別企画で、約1500人が聴き入った。

 吉永さんは朗読前のあいさつで、「『原子力の平和利用』という言葉を、今まであいまいに受け止めてしまっていた。『もんじゅ』(福井県敦賀市の高速増殖原型炉)が恐ろしいことは聞き、廃炉に向けた運動はしていたが、普通の原子力についてもっともっと知っておくべきだった」と話した。そのうえで「世の中から核兵器がなくなってほしい。原子力発電所がなくなってほしい」と訴えた。

 その後、吉永さんは峠三吉の原爆詩集「序」や栗原貞子の「生ましめんかな」など9編を朗読。最後に広島市内の子どもや母親らと一緒に平和の尊さをうたう「折り鶴」を合唱した。

 会場にいた東京都立川市の香田玲子さん(63)は「地震大国・日本に原発はいらない。吉永さんの発言に、我が意を得たり、との思いを持った」と話した。(清宮涼)

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