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和牛の価格、先週末の半値以下に 東京中央卸売市場

2011年7月19日22時27分

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 東京都中央卸売市場食肉市場の19日の取引で、和牛の平均価格が先週末の半値以下に急落した。農林水産省は「3連休中に、放射性セシウムに汚染された稲わらを与えていた牛が見つかった影響」(食肉鶏卵課)とみている。

 主力の去勢牛「A―4」クラスの1キロあたりの平均価格は607円で、先週末の1414円から半値以下に急落した。去勢牛「A―3」クラスも584円で、ほぼ半値まで下げた。

 和牛価格は、福島県産の汚染牛が発覚した8日には「A―4」クラスで1562円をつけていたが、先週から徐々に値を下げた。連休中に山形、新潟両県の畜産農家でも汚染された稲わらを与えていた牛が見つかったことや、汚染の疑いのある牛が600頭以上出荷されていたことが明らかになり、牛肉価格全体に影響が広がったとみられる。

 畜産農家への風評被害の補償が、今後、大きな問題になる可能性が出てきた。(大津智義)

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