☆「電力使用制限令」が発動されましたが、細かい内訳の検証ってされているの？☆　【修正版②】

★東京電力・ピーク時供給力　http://ow.ly/5tu4j （東電公式Twitter）
6/19 4090万kW
　　…
6/24 4790万kW
　　…
6/26 4360万kW
6/28 4880万kW
6/29 4900万kW
6/30 5010万kW
なんと、適当に上下しています。（涙）

『東電関係者は、「公開している『本日のピーク時供給力』は、東電が決めた目安に過ぎず、本来の供給力とは関係ない。節電意識を促すために恣意的に下げていると指摘されても仕方がない」と内情を明かす。』（SankeiBiz） http://ow.ly/5ty9Y


★ちなみに、09年度末の東電発電設備別出力は http://ow.ly/5txtg （p.3）
　　　　　（自社のみ）　　（他社受電含）
水力　　　899万kW　　　1464万kW
火力　　3819万Kw　　　4486万kW
原子力　1731万kW　　　1819万kW
新エネ　　　4万kW　　　 　　4万kW
合計　　6449万kW　　　7769万kW

※他社受電とは、東電が契約している、地方自治体や一般企業の水力や火力発電所などからの受電のこと


★下の＜参考・発電所別発電力＞を見れば分かるように、

火力発電は計画停止中の横須賀発電所5～8号機（35万kW×4基＝計140万kW）を除き、7月中に全ての発電所が再開される（電気新聞6/29） http://ow.ly/5tPnu

原子力発電所で停止中は、
福島第一　470万kW　福島第二　440万kW（910万kW） http://ow.ly/5txtg （p.17）

柏崎刈羽の、停止中2、3、4号機（計330万kW） http://ow.ly/5tSmC （p.2）


★それらの停止中（横須賀 140万kW＋福島第一・第二 910万kW＋柏崎刈羽 330万kW＝1380万kW）を除くと

自社のみ合計　　　　　5069万kW
他社受電含む合計　　6389万kW


★ところで、横須賀火力発電所 http://ow.ly/5upHn を含めた、
緊急設備電源は以下の通りに増加設置されます（全て火力発電所内）
http://ow.ly/5uouC
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（運転開始）　　
姉崎　　　　 0.56万kW（0.14万kW×4台）　　　　　　　平成23年4月予定
袖ヶ浦　　　11.22万kW（0.11万kW×102台）　　　　　平成23年7月予定
千葉　　　 100.2万kW（33.4万kW×3台）　　1、2台目平成23年8月予定
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　3台目平成24年夏予定
大井　　　　20.9万kW（12.8万kW＋8.1万kWの2台）　平成23年7月予定
川崎　　　　12.8万kW（12.8万kW 1台）　　　　　　　　 平成23年8月予定
横須賀　　　32.96万kW　　　　　　　　　　　　　　　　　 平成23年6～7月予定
　　　　　　　　　　　　（2.63万kW×7台＋2.53万kW×3台＋2.32万kW×3台）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
常陸那珂　　25.323万kW 平成23年7月予定
　　　　　　　　　（2.57万kW×2台＋0.15万×64台＋0.103万×26台＋0.085万×93台）

※Ａ．今年の7月までに運転開始予定の緊急設備電源　　90.963万kW（約91万kW）
　（姉崎0.56万kW＋袖ヶ浦11.22万kW＋大井20.9万kW＋横須賀32.96万kW＋常陸那珂25.323万kW）

※Ｂ．今年の8月までに運転開始予定の緊急設備電源　170.563万kW（約171万kW）
　（※Ａ＋（千葉の2台 66.8万kW＋川崎12.8万kW＝79.6kW））


★緊急設備電源を合計すると

※今年の7月までに
自社のみ合計　　　　　5160万kW
他社受電含む合計　　6480万kW

※今年の8月までに
自社のみ合計　　　　　5240万kW
他社受電含む合計　　6560万kW

となります。


★ところで、柏崎刈羽原子力発電所の、１号機（110万kW）は８月上旬、７号機（135.6万kW）は８月下旬から定期検査に入るそうです‥（合計 245.6万kW）
（ロイター6/29） http://ow.ly/5utaT

それを含めると、
※今年の8月上旬で
自社のみ合計　　　　　5130万kW
他社受電含む合計　　6450万kW

※今年の8月下旬で
自社のみ合計　　　　　4994万kW
他社受電含む合計　　6314万kWとなります。


★夏のピーク最大電力 http://ow.ly/5txAO （p.11）
平成13年度　6430.0万kW←歴代最高
　　　‥
平成18年度　5805.8万kW
平成19年度　6147.1万kW
平成20年度　6089.1万kW
平成21年度　5449.6万kW

まぁ、節電しなくてもここ近年の数字では足りてしまう計算になりました‥
（皆さんでも検証下さい‥　計算間違い等があればご指摘下さい‥）


★しかし、なぜ各発電所別の発電力の現状を東電に出させないのでしょうか‥謎です‥


＜参考・発電所別発電力＞ http://ow.ly/5tRbj （p.15～）

☆水力発電所（出力5万kW以上）
今北　　　　105.0万kW　　3基　ダム水路式（揚水式）
鬼怒川　　　12.7万kW　　2基　水路式
塩原　　　　 90.0万kW　　3基　ダム水路式（揚水式）
矢木沢　　　 24.0万kW　　3基　ダム式（揚水式）
玉原　　　　 120.0万kW　　4基　ダム水路式（揚水式）
佐久　　　　 7.68万kW　　4基　水路式
神流川　　　 47.0万kW　　1基　ダム水路式（揚水式）
葛野川　　　 80.0万kW　　2基　ダム水路式（揚水式）
早野第一　　 5.12万kW　5基　水路式
秋元　　　　 10.75万kW　　3基　水路式
猪苗代第一　 6.24万kW　4基　水路式
安曇　　　　 62.3万kW　　6基　ダム式（揚水式）
水殿　　　　 24.5万kW　　4基　ダム式（揚水式）
新高瀬川　　128.0万kW　4基　ダム水路式（揚水式）
中津川第一　 12.6万kW　4基　水路式
信濃川　　　 17.7万kW　　5基　水路式


☆火力発電所
千葉　　　　288.0万kW　　8基　LNG
五井　　　　188.6万kW　　6基　LNG
姉崎　　　　360.0万kW　　6基　LNG・重油・原油・LPG・NGL
袖ヶ浦　　　360.0万kW　　4基　LNG
豊津　　　　453.4万kW　 20基　LNG
横須賀　　　227.4万kW　　8基　重油・原油・軽油・都市ガス　
　　　　　　　　　　　　　　　　（←5～8号機（35万kW×4基＝140万kW）計画停止中）
川崎　　　　150.0万kW　　3基　LNG
横浜　　　　332.5万kW　 10基　LNG・重油・原油・NGL
南横浜　　　115.0万kW　　3基　LNG
東扇島　　　200.0万kW　　2基　LNG
鹿島　　　　440.0万kW　　6基　重油・原油　（←既に復旧）
大井　　　　105.0万kW　　3基　原油
広野　　　　380.0万kW　　5基　重油・原油・石炭　（←5号復旧済み・残りも7月以降順次再開）
品川　　　　114.0万kW　　3基　都市ガス
常陸那珂　　100.0万kW　1基　石炭　（←既に復旧）

※1　「鹿島と常陸那珂も被災したが、いずれもすでに復旧」（SankeiBiz 6/16）
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110616/bsd1106160723004-n1.htm
※2　「広野火力が復帰すれば今夏のピーク供給を支える石油火力は長期計画停止中の横須賀火力５～８号機を除き全て稼働にこぎ着ける見込み。」（電気新聞6/29） http://ow.ly/5tPnu
※3　各火力発電所、号機別発電力☞ http://www.tepco.co.jp/tp/list/index-j.html


☆原子力発電所
福島第一　　469.6万kW　6基　（←事故・復旧中）
福島第二　　440.0万kW　4基　（←停止中）

柏崎刈羽　　821.2万kW　7基　 http://ow.ly/5tSmC （p.2）
　（←現在、1、5号（110万kW）、6、7号（135.6万kW）、計491.2万kWが稼動中（330万kWが停止中）だそうです（東電））


（参考）
数表でみる東京電力
http://www.tepco.co.jp/corporateinfo/company/annai/shiryou/report/suuhyou/index-j.htm

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