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内部被曝、自然界からの1割以下 福島・二本松市調査

2011年7月14日21時46分

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 福島県二本松市は14日、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、子どもらの内部被曝(ひばく)を調べるため実施した独自のサンプル検査の結果を発表した。市民から任意で選ばれた20人全員の体内から放射性物質が検出されたが、被曝量はおおむね1年間に自然界から受ける10分の1以下だった。

 対象は5歳〜中学生の18人と、戸外で働く49歳と63歳の男性2人。6月20〜30日に検査した。最も内部被曝量が高かったのは、63歳の男性で0.252ミリシーベルト。最低は9〜11歳の子どもで0.0257ミリシーベルトだった。

 市の調査では、市内の放射線の最高空間線量は3月に観測された毎時10マイクロシーベルト。子ども18人の家庭では、外出させず、放射性物質が検出された野菜などを食べさせないようにしたという。

 福島県は、全県民を対象に放射線の影響を長期間調べる健康調査を実施しているが、内部被曝調査の対象は当面、約3千人に限定する方針。このため、市は独自に検査した。(大月規義)

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