現在、自分とあまり歳が変わらないAさんの支援に取りかかっています。
軽度の知的&精神障害の方で、おそらく後見ではなく保佐か補助になると思われます。
お父様をガンで亡くされたばかりで、その相続手続から関与しています。
この案件は、某区役所の高齢・障害支援課から直接ご指名をいただきました。
その部署ではボランティア仲間の一人がアルバイトで働いています。
その仲間から聞いたお話。
先日、Aさんが区役所の窓口を訪れて、「谷口先生(私のこと)は信頼できる人なので、先生の言うことをよく聞いて頑張ります!」とフロア中に聞こえる大音量で宣言していったらしいのです。
もちろん、ボランティア仲間に私が関与している案件の内容は教えていませんが、谷口と言えばアイツのことだろうと察しはつくわけで・・・
正直、うれしく思いました。
でも、認知症の方に負けず劣らず、知的・精神障害者の方も繊細です。
慢心して心ない対応をしたら、途端に見抜かれてしまうでしょう。
100%の信頼が、一瞬の内に500%の不信感に変わってしまうかもしれません。
だから、謙虚に向き合い、傾聴すること。
支援する側の都合ではなく、「パーソン・センタード」な対応に徹すること。
何よりも、
「自己決定権の尊重」
「残存能力の活用」
「ノーマライゼーション」
を判断の軸とすること。
改めて基本に立ち返り、徹底することを誓います。
無料メルマガ【介護と相続の微妙な関係『よい相続』は『よい介護』から】ご購読申込はこちら
遺言・相続・成年後見のご相談は、シニアライフ・サポート行政書士事務所@横浜市金沢区へ