ローディーな自転車通勤スタイルについてまとめてみた 2011版
前回のまとめから早1年が経過、職場ロケーションも変わったこともあり,まとめ記事も現状に合わせ 2011版に更新してみました.昨今の自転車ブームに加えて震災時の交通マヒから周囲の人達もチャリ通を見直してきているようで,世の中的にも自転車通勤が根付いてきている感があります.このエントリでは自分(2011年版)の場合ということで自転車通勤スタイルについてまとめておきますので,参考にしていただければ.(全般に箇条書きの1段目で自分の環境に付いて述べ,2段目以下で一般論について述べているつもりです)
なお私のスペックですが,ジテツー歴 5年.たまにヒルクライムレースやホビーレースに出場している趣味サイクリストな 30台のオッサンです.通勤とトレーニングも兼ねていることもあり,通勤にしてはハードな部類に入ると思います*1が,ジテツー5年程度でこのくらいやってる人もいるよという程度に考えて頂ければ.
何か質問とかコメントとかあればお願いします.FAQ的なものは追記したいと思います.
(詳細は「続きを読む」から)
自転車通勤ルート
- 東京郊外から武蔵野エリアへの通勤.片道 35kmくらい.
- 乗車時間は片道およそ 70分程度.
- 普段運動していない人が始める場合は片道 30分以内が上限目安か(自分の経験則)
- エイヤの距離換算ではママチャリ 5km以内,クロスバイク 10km以内というあたり
- 慣れた人でも片道 1時間を越えると習慣化は難しい
- 通勤時間としては,乗車時間に加えて 15分程度の着替え時間等を計算
- トレーニングを兼ねて都道尾根幹線を中心としたアップダウンを含むルートを選択
- 一般的にも無理に坂を迂回する必要は無い.迂回するより登ってしまう方が楽なこともある
- 天気が良ければ景色のよい公園に寄り道したり.心の余裕が必要デス.
- なるべく安全に走りやすいルートを選択している
- 車の交通量よりも路肩の広さ(自動車通行ゾーンと自転車通行ゾーンが明確に確保されているか)が重要
- 歩行者に対する危険性も考慮が必要.見通しが悪く飛出しが多そうな生活道路は避けるか再徐行を計算に入れる.特に夜間や夕方には要注意
- とりあえず最初は実際にいろんなルートを走ってみて,のんびり定番コースを決めていけばよいと思うよ
自転車通勤頻度
- 春〜秋オンシーズンは晴れていたら可能な限り自転車通勤*2
- 一般的には毎日ジテツーする必要は全くなく,例えば”週1日だけジテツーしてみよう”的ノリで十分
- 最寄り駅までのママチャリ通勤を”たまには一駅先までママチャリに乗ってみよう”もアリでは
- 自転車通勤が性に合っていれば(楽しくなって)自然と頻度が増えていくと思う
- 冬のオフシーズンは,無理の無い範囲での自転車通勤
- 体力が落ちている冬場は,疲労蓄積を感じると電車通勤で休息を入れる
- 寒さは冬用サイクルウェアを準備していれば気にならない.5分も走れば身体が温まり汗ばむくらい.
- 雨が降ったら電車通勤
- 降水確率 40%を目安に自転車に乗る/乗らないを判断
- 夏は雨に降られてもびしょ濡れになるだけで済むが,冬の雨は確実に風邪をひける
- 雨の日は視界も悪くなり転倒リスクも増えるので,長いスパンで考えて無理はしないことにしてる
- 練習なら雨でも乗れるけどあくまで通勤だから・・・
使用自転車
- ロードレーサー(以前レース用に使っていたカーボンバイクを転用)
- タイヤは耐パンク性能と値段を重視(Pana Racerの DURO PTを使用中)
- 以前は Pana Racerのツアラーや,ミシュランの Litionを使用
- ビンディングペダル(シマノSPD)と MTB用 SPDシューズを使用
通勤装束
- サイクルジャージ&レーパン&ヘルメット
- ヘルメットはかぶろう.事故は他責でも起こります
- 自転車用リュック(ドイターの RACE-X AIR)
- 会社に付いたら通勤ウェアは水洗いして干してます
- 自転車通勤は激しく汗をかく前提で準備しておくべき
- 特にサイクルジャージやスポーツウェアの化学繊維は,汗が乾いたときの匂いがキツい
- 会社で仕事服に着替えたら,サイクルジャージを洗面所で軽く洗って干してます.速乾素材なので帰宅時刻までには乾く
携行品
- パンク修理セット(予備チューブ2本,CO2ボンベ2本,タイヤレバー)
- 携帯空気ポンプよりも CO2ボンベの方が断然楽で速い.ただし失敗すると後が無いので予備ボンベをお忘れなく
- ポンプにせよボンベにせよジテツーを始める前にタイヤ交換の練習はしておいた方が良い
- 2年半の自転車通勤で通勤中のパンクは1度だけ.無意識にパンクリスクの高い箇所(ガラス片等のゴミの吹き溜まりなど)を回避してるからだと想像
- 強力な LED前照灯
- しっかり視界確保できる照度が重要.自分の位置を周囲に示す意味でも超重要.
- FENIX LD20を使用中.照度も高く,単3型エネループを利用可能なのでランニングコストも良好.
- テールライト用赤色LED灯
- 反射板でもOKなのだが,夜間少しでも目立ちたいので LEDライト.
- CATEYEのフラッシングライト SL-LD200-Rを使用中.電源はソーラー充電,周囲の照度と振動で自動的に点灯ON/OFFしてくれるのでメンテフリーで楽
- ライトの色は「前照灯が白色/尾灯が赤色」を絶対に守ること.特に安価だからと前照灯に赤色LEDを使うのは非常に危険*3
- 下着,着替えとタオル
- 着替えのボトムは会社ロッカーに常備*4しているので,トップスだけ持っていく
- レーサーパンツは下着を履かないので,履き替えのパンツも忘れずに
- 汗拭き用のタオルはMSRのパックタオル・パーソナルを使用中.軽量かつ吸水性・速乾性に優れる逸品
その他 TIPSなど
- 自転車通勤中の不測の事態に備えて公共交通機関へのエスケープ経路を確保しておくと安心
- 会社ロッカーなどを活用して通勤時に携行する荷物量を削減すると楽
- 毎日重い荷物を背負って自転車を漕いでいると腰痛が怖い
- 着替え等を普段は会社ロッカーに常備しまとめて洗濯することで荷物量は削減可能
- セキュリティ施策で会社PCの持ち出しが禁止され,自宅PCからのリモートアクセスに変わったので,通勤荷物もぐっと減りました
- 会社にシャワー施設があるので汗の処理に助かっている
- 会社でざっと汗を流せます.
- 職場にシャワーが無かったときは制汗スプレーと使い捨て汗拭きシートで対処していた
- 無理をしない
- 疲れているとき,なぜか自転車に乗るモチベーションにならないときは,さくっと電車通勤に切り替えてる
- 無理して自転車通勤すると,義務感を感じることとなり,結局は自転車通勤が苦痛になってしまう
- 交通ルールをきちんと守ることも「無理しない」ことの一環.日々の習慣はリスク回避が基本.
- 自転車保険には加入する
- 自転車は車両です.
- 自分が被害者になるケースだけでなく,自分が加害者になることも十分にありえます.賠償額は自動車事故と同じです.
- 掛け捨ての自転車保険で加害時の対人・対物損害保証や,自分の怪我をかなりカバーできます.
- 生命保険や自動車保険の特約で,自転車保険相当のものが付いていることもあります.
- 自分の場合,自転車通勤での事故はありませんが,普段のサイクリングの際は自分の可失0の事故を何度か経験してます.いくら気をつけても事故にあう可能性はあるということ.
(参考)自転車通勤の労災について
宣伝ww
これでも一応チームメンバなので宣伝しておきますww
自分の使っている通勤装備はサイクルハウス イシダで購入しました.仕事熱心な石田さんは夜遅くまでお店で作業しているのでw,帰りの遅いサラリーマンでも安心です