宇宙人最新説! 宇宙では大人しい者ほど長く生きられる

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    宇宙人最新説! 宇宙では大人しい者ほど長く生きられる

    ひっそりこっそり暮らしましょう。

    地球が唯一無二の奇跡の星でないとするならば、宇宙人が存在してもおかしくないですよね。なのに、地球人はいまだ宇宙人ときちんと接触していません。さて、ここで出てくるのが、長い間論じられる物理学者エンリコ・フェルミによるフェルミのパラドックスです。地球の他にも文明を持った種族がいるはずだ、なのに今まで彼らと交流が全くないという不思議。なぜだろう...。このパラドックスを打ち壊し、なぜ交流がないのかを説明する新たな説が登場しました。

    カナダはオンタリオにあるPerimeter Institute in WaterlooのAdrian Kent氏がこの新説の提唱者。Adrian氏が言うには、地球外にも存在する生命体はおそらく資源を求めて宇宙を行き来しているだろう。その中で長く生き抜いていくのは、大人しい種族外の世界への野望を持たない種族。我々地球人のような外へ出てみようという騒がしい種族は、もっと文明の進んだ他の種族にいつか発見され攻撃され滅ぼされてしまう可能性が高いだろう、というのが新説の大筋です。出る杭は打たれるというのは、地球外でも当てはまることわざってことですね。

    フェルミノパラドックスと比べるとずいぶん地味な説ですね。宇宙でドキドキワクワクしたい人にはフェルミノパラドックスの方が魅力的ですね、やはり。

    [New Scientist]

    そうこ(Jack Loftus 米版