ちょうど19年目の節目と言うこともあり本日4月1日より再審請求書の作成に取りかかるつもりでいましたが、すでに時刻も22時20分になったところです。これからおよそ2週間をかけて本書を書き上げ、直接御庁に持参する予定です。あれから19年経ったのかと考えると感慨深くもありますが、昨日のことのように鮮明に記憶していることも少なくはありません。これから特に調べることもなく、現在の自分の記憶に頼って書面を作成します。

　書面の作成にあたって、この度の再審請求の特徴についてご説明しておきたいと思います。まず、インターネットとの連携を強く意識しています。証拠物もインターネット上のデータが主となると考えてください。その他のデータを含めCDあるいはDVDとしてもデータを添付致しますが、便宜上、関連したデータというか資料についてはURLを使った特定を行います。

　また、本書はインターネット上において公開しながら作成を進めます。書面自体はEmacsというテキストエディタのorg-modeを使ってファイルを編集します。これは文書を簡単なコマンド操作でHTMLやPDFのファイル形式に変換できます。最終的には出来ればPDFファイルとして印刷したものを提出する予定です。インターネットでは主にHTMLとして公開します。

　現在金銭的な余裕もなく、常時接続をしているインターネットを活用することは経費の大幅な削減ともなりますし、社会的な理解を得られないまま19年という長年月が経過している事情も考慮したものです。インターネットではTwitterを中心にブログとレンタルサーバを活用します。問題に対するご意見ご感想も求めておりますが、出来るだけ分かりやすくお伝えできるような態勢を整えていくつもりです。

　なお、作業や取り扱うデータのパソコン環境はLinuxであり、文字コードはUTF-8です。一般的なWindowsパソコンとは異なるので、多少問題の起こる場合もあるかと思いますが、ワープロソフトのWordでもUTF-8のファイルは読み込めることを確認しております。HTMLは文字コードも違いも吸収して取り扱えるはずです。

　インターネットにおいてメインとなるのはレンタルサーバ上にあるhttp://bit.ly/fC0Asj です。PukiWikiというものを使っています。供述調書などの写真資料も便宜上こちらのURLを使って特定します。PukiWikiというのはPHPというプログラム言語を使ったWebアプリの一つだと思いますが、データベースを使わずテキストファイルとしてデータを保存し読み込むという特徴があります。従ってPHPが使える環境であれば、一つのディレクトリをコピーし、若干環境設定を変更することで、ブラウザを通してデータの閲覧が可能になります。このディレクトリも提出直前の最新状態をCDまたはDVDとして収録し、添付する予定です。必要があればWebサーバを動かせる環境にて、localhostに環境設定を変更してお取り扱い下さい。

　インターネット上の情報公開の中心になるのはTwitterです。沢山の弁護士、ジャーナリスト、報道関係にも問題をご紹介したり、ご意見ご感想を頂く窓口ともしております。即時性の高いご案内のお知らせを行うほか、刑事司法を取り巻く環境の動向として、参考になるコメントや情報もご紹介しております。なお、TwitterにはTwilogという検索にも役立つサービスがあり、そちらからダウンロードできるデータの全ても、最新のものをも提出直前の最新状態をCDまたはDVDとして収録し、添付する予定です。

　本書はorg-modeというアウトラインプロセッサーの階層構造に合わせて文章を構成します。階層には4段階を使います。各階層には見出しをつけますが、各見出しには、見出しを作成した時点の日付をつけます。状況の推移とともに記載内容の認識や意味に違いが生じうるかもしれません。ずいぶんと古い記憶を辿ることにもなるので、内容の訂正が生じうるかもしれません。そのあたりの時系列的な意味合いも参考にしていただければと思います。

　各見出しに対応したかたちでブログの記事にします。Twitterでは140文字という文字制限があるので、ブログ記事の紹介をURLリンクというかたちで行っていきます。各階層における見出しの作成もランダムです。なるべく避けたいところですが、より適切な分類として階層の位置を変更することもあるかもしれません。提出するために書面の印刷を行った時点が完結です。そこに至るインターネット上のデータは過程です。

Author: 廣野秀樹

Date: 2011-04-01 23:33:43 JST

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