みんなで遊ぼう‐遊ぼう会

遊び道具がなくても、“みんなで楽しく安全に”遊べる遊びを紹介しています。

このブログの使い方

2020-04-09 | ブログの説明
このブログでは、遊びをスムーズに探していただくために細かくカテゴリー分けをしています。

まずは、大きく「外遊び」「室内遊び」に分かれます。

外遊びは、さらに

(1)元気に走り回る遊び
(2)自然に親しむ遊びに

分かれています。

また、室内遊びは、

(1)ことば・リズム遊び
(2)考える遊び
(3)少人数でもできる遊び
(4)大人数でやると楽しい遊び

に分かれています。

それぞれの遊びの説明はリンク先に書いてありますので、まずは「外遊び」か「室内遊び」のページにお進みください。

また、「ブログ説明」には私たちの先生でもあるPOM先生による遊びの効用についての解説が、「つぶやき」には管理人からの連絡がそれぞれ掲載されております。

※PCでご覧の方は画面左の「カテゴリー」から、携帯でご覧の方はページ下部の「アーカイブ」から直接カテゴリーを選ぶこともできます。


遊びが大切なのはなぜでしょう?

2020-04-07 | ブログの説明
ブログを見てくださった方たちから「遊びはなぜ、大切なのですか?」という質問が寄せられましたので、「遊ぼう会」主催者のPOM先生に聞いてみました。

「遊びには、心や身体の発達に役立つ要素や、社会性をはぐくむ要素、こころにゆとりを持たせる要素などがたくさんある」のだそうです。

POM先生に遊びが持つ力 その1 から その3 にまとめてもらいました。
 
その1 心と身体がバランスよく発達します
その2 社会性が育ちます
その3 こころにゆとりが出てきます

『3人のモリス』

2020-03-04 | 考える遊び
シェイクスピアが劇中に登場させた『9 人のモリス』という算数ゲームを簡略化して低学年でも遊べるように!
必勝法があるのかないのか…。シンプルなのに奥が深いゲームです。

<年齢> 6 歳以上
<時間> 5 分~30分
<道具> 3 人のモリスゲームボード(次項) 、異なる色のおはじき 3 つずつ(ボタンや豆などでも OK)
<わんぱくレベル>★★☆☆☆

<準備>
(1)3 人のモリスゲームボードを印刷します(紙に手描きしても OK)。
(2)ボードを挟んで対面に座り、自分の手前側の 3 つのマスに自分のコマを並べます(例えば、青チーム vs 赤チーム)。

<進め方>
(1)「これから、3 人のモリスというゲームをやります」と言います。
(2)ルールを説明します。
・じゃんけんで先行・後攻を決めます。
・先攻の人(青)が、自分のコマを1つ選び、隣り合っている空きマスに動かします。一手で動かせるのは 1 マス分です。
・空いていても、隣り合っていないマスにコマを動かすことはできません。相手のコマを飛び越えることもできません。
・最初に並べた列とはちがう列に、タテ、ヨコ、ななめのいずれかに、先に自分のコマを3つ並べた人の勝ち!
(3)先攻・後攻を決めます。
(4)先攻→後攻の順に、1 つずつ自分のコマを動かします。
(5)勝負がついたら、先攻・後攻を交代して、もう一度行います。
(6)「どんな作戦で(どんなことを考えて)やってた?」と聞いてみます。
(7)何度かゲームをくり返しながら、必勝法を探してみましょう。



<おまけ>
・必ず勝つためには、どんな戦略があるでしょうか?
・自分なりの必勝法を、言葉や図で人に説明してみましょう。

<注意点>
・簡単なようで、実はかなり奥が深いゲームです。完全な必勝法はなかなか見つからないかもしれません。
・子どもの成長のために、高い壁として立ちはだかってください。



【出展】GEMS『世界の数学』

『カエルの池ゲーム』

2020-03-04 | 考える遊び
池の中にいる 10 匹のカエルを順番に捕まえていって、最後に残る「魔法のカエル」を捕まえよう!
シンプルだけど、いろいろなアレンジで盛り上がれる算数ゲームです。

<年齢> 4 歳以上
<時間> 5分~30分
<道具> カエルの池ゲームボード(次項)、コマになるもの 10 個(ボタンやペットボトルのふた、豆など)
<わんぱくレベル>★★☆☆☆

<準備>
(1)カエルの池ゲームボードを印刷します(紙に池の枠を描くだけでも OK)。
(2)ゲームのコマとして使うものを池の中に置きます。

<進め方>
(1)「これから、カエルを捕まえに行きます」と言います。
(2)ルールを説明します。
・じゃんけんで先行・後攻を決めます。
・先行の人から、カエルを捕まえて、池の外に出します。
・一度に捕まえられるのは、1 匹か 2 匹です。捕まえる数は、毎回自分で選ぶことができます。
・交互に捕まえていって、最後に 1 匹残るのが、魔法のカエルです。捕まえたいのは、このカエルです。
・一度に 2 匹捕まえることもできるので、最後に 2 匹残っていてもまとめて捕まえることができます。
・魔法のカエルを捕まえた人が勝ちです。
(3)先攻・後攻を決めます。
(4)先行→後攻と、1 匹または 2 匹のカエルを、交互に捕まえていきます。
(5)勝負がついたら、先攻・後攻を交代して、もう一度行います。
(6)「必ず、魔法のカエルを捕まえるための作戦ってあるのかなぁ?」と聞いてみます。
(7)作戦を試して、確認してみましょう。何度かゲームをくり返すうちに、パターンが見えてくるかもしれません。

<おまけ>
・最後に残るカエルを「毒ガエル」に変えて、最後の 1 匹を捕まえた人が負けというルールにしてみましょう。作戦は変わるでしょうか?
・池の中のカエルを 11 匹(奇数)に増やしてみましょう。作戦は変わるでしょうか?

<注意点>
・子どもに負けたくないからといって、大人が長考しないようにしましょう。熱が冷めます。
・カエルが苦手なのに、我慢してカエルを使う必要はありません。捕まえるものは何でもいいのです。



【出展】GEMS『カエルの算数~予想して、よく考えて、遊ぼう』

『お菓子づくりで算数』

2020-03-04 | 科学・算数遊び
5 種類のトッピングの中から、一度に 3 種類まで使えるとしたら、全部で何通りのお菓子ができる?
実際にお菓子をつくりながら組み合わせを学びます。あま~い算数はいかがですか?

<年齢> 6 歳以上
<時間> 20 分~40分
<道具> クラッカーor ビスケット(土台)、チョコペースト(トッピング固定用)、
トッピング 5 種類(ドライフルーツ、マーブルチョコ、グミ、ナッツなど)
<わんぱくレベル>★★★★☆

<準備>
(1)チョコペーストを手作りする場合は、板チョコを湯銭にかけて溶かしておきます。
(2)トッピングは、種類ごとにカップや小皿に入れておきます。

<進め方>
(1)「これから、お菓子づくりを始めます」と言います。
(2)ルールを説明します。
・クラッカーの上に、チョコペーストを塗る。これは共通の土台となる。
・土台の上に、5 種類のトッピングの中から 3 種類を選んで乗せる。量は適当で OK。
・全部で何通りの組み合わせができるかを解明してから食べる。
(3)手洗いをして、お菓子づくりを始めます。すでにある組み合わせが出てきたとしても、子どもが自分で気づくのを待ちましょう。
(4)子どもが「これで全部」と言ったら、2 人で確認します。表や樹形図を描くのも分かりやすいです。
(5)「どの組み合わせが一番おいしそう?」と、味を予想します。
(6)「このお菓子にピッタリな飲み物は何だろう?」と聞き、ドリンクセットをつくります。
(7)お菓子を食べながら、優雅に会話を楽しみます。

<おまけ>
・「今度やるとしたら 5 種類のトッピングは何を使う?」と聞き、2 回目をやってみましょう。
・自分がつくったお菓子に値段をつけて、ポップ広告を描いてみましょう。

<注意点>
・組み合わせの答えを見つけることに躍起にならないようにしましょう。1 回目ですべて発見できなくても、2 回目で気づけることもあります。

【出展】GEMS『食べ物で算数』