東日本大地震・津波への緊急対応について
2011年3月14日
犠牲になられた方々に心から哀悼の意を捧げ、お子さまやご家族のみなさまのご無念に言葉もありません。被災をされたみなさまにお見舞いを申し上げます。本会では、直ちに13日、副会長を中心に主要役員が「緊急対応会議」を行い、同夜、海外出張中の会長が緊急帰国し、以下の緊急対応措置を決めました。また、「東日本大地震・津波緊急対応本部(本部長=玉井義臣会長)」を東京本部に設置し、以下の緊急対応措置を決めました。
1. 「東日本大地震・津波遺児」への奨学金特例措置の実施
(1)−特別奨学一時金の給付制度の新設
・一時金の金額(国公立・私立を問わず)
ア)高校=30万円
イ)大学、専門学校・各種学校、大学院=40万円
・奨学金の対象者
東日本大地震・津波で保護者が死亡または著しい後遺障害を負った人の子どもで、
イ)高校、大学(短大を含む)、専門学校・各種学校、大学院に在学中の生徒・学生
ロ)高校、大学(短大を含む)、専門学校・各種学校、大学院に4月から進学予定者
(2)−本会奨学金制度の特例措置
・特例の内容
ア)奨学金出願提出期限後の受付を特別に認める
イ)奨学金申請時の提出書類の一部免除
ウ)大学、大学院奨学金の試験を免除し書類選考のみとする
エ)専門学校・各種学校奨学金は、高校奨学金貸与者に関わらず採用する
オ)貸与決定後、速やかな送金を図る
・奨学金貸与月額
ア)高校奨学金=国公立2万5千円・私立3万円
イ)大学奨学金=一般4万円・特別5万円
ウ)専門学校・各種学校奨学金=4万円
エ)大学院奨学金=8万円
・奨学金の返還=卒業後半年後から20年以内
※なお、(1)と(2)の両方を利用することも可能です。
2. 被災者の奨学金返還の猶予措置
・現在、奨学金を返還している人で被災を受けた人の奨学金返還の一時猶予
3. 現地への調査のために職員の派遣
・現地の状況把握、奨学金や心のケアなど支援ニーズの調査のために、阪神・淡路大震災のときの対応にならい、職員を被災地に派遣する。派遣時期は、現地の状況をみて判断する。
4. 東日本大地震・津波遺児募金の受付開始
・東日本大地震・津波遺児への奨学金や心のケア活動のための募金の受付開始
・募金の方法
ア)郵便振替口座の開設
・加入者名「あしなが東日本大地震・津波遺児募金」
・口座番号「00130−7−776732」
イ)クレジットカード 本会ホームページからクレジットカードで寄付受付
ホームページhttps://ashinaga.donation.fm/index2.html
ウ)現金書留で郵送
・送付先 〒102-8639 東京都千代田区平河町1-6-8 平河町貝坂ビル3階
・宛て名 あしなが育英会 東日本大地震・津波遺児募金
5. お問い合わせ
あしなが育英会 東日本大地震・津波緊急対応本部
〒102-8639 東京都千代田区平河町1-6-8 平河町貝坂ビル3階
被災者の方専用フリーダイヤル(0120)77−8565
その他の方のお電話は(03)3221−0888
FAX(03)3221−7676 E-mail:tsunami@ashinaga.org