日経平均一時1300円安 下げ幅、リーマン危機後超す
15日の東京株式市場で日経平均株価は急落し、前日比の下げ幅は一時1300円を超えた。下げ幅はリーマン・ショック後の2008年10月16日(1089円)を上回る大きさ。原子力発電所の事故の悪影響が懸念され、日経平均は一時8300円を割った。株価指数先物市場でも日経平均先物6月物が一時1600円超も急落し、8000円を割った。
午後1時時点の日経平均は前日比1266円16銭(13.16%)安の8354円33銭。朝方から売りが先行し、取引開始後に2号機の圧力抑制室破損の可能性が伝えられると日経平均は一段安になった。
現物株の昼休み時間帯にも大阪証券取引所で売買される日経平均先物は下げ止まらず、大証は午前11時過ぎに15分間の取引の一時中断措置(サーキットブレーカー)を発動した。解除後もさらに下げをきつくし、大証は取引を再び一時中断した。その後もさらに下げ幅を広げ、現物株の下げを加速させている。