日弁連の「法曹養成制度に関する緊急提言(案)」を止める意見書 | 向原総合法律事務所/福岡の家電弁護士のブログ

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兵庫県弁護士会の武本夕香子弁護士が中心となって、日弁連の理事会で決議される予定
の「法曹養成制度に関する緊急提言(案)」に対し、意見書を起案され、賛同者を募っておら
れます。
http://www.veritas-law.jp/newsdetail.cgi?code=20110303195831
日弁連のこの緊急提言案は、私たち会員(弁護士)の意見について民主的手続での決をと
らずして「これが弁護士の総意ですよ」という形で提出されようとしている(手続上の問題)
こと、及び、法曹養成制度に対する日弁連のスタンスとしてはかなり問題があると思われる
(内容面の問題)ことから、起案されたもので、私もその意見書の内容には大いに賛同して
います。

とくに私が(内容面で)問題だと思っているのが、
・予備試験の運用見直し  という点と、
・「法科大学院中心の法曹養成制度を維持」という点です。

とくに後者は、多くの弁護士の真意とは大きく乖離する問題であり、また、給費制維持活動
の理念とも完全に矛盾対立するものです。
したがって、この緊急提言(案)を座視することは好ましくないと考え、標記意見書に賛同す
ることにいたしました。

今後、ツイッターやフェイスブックでも賛同者を募ろうと思います。
もし賛同される方がおられたら、標記URLをクリックしてみてください。