ライブドア事件についてよく聞かれますが、詳細について言及することは出来ません。知人・友人が絡んでいる事件を、頼まれもしないのに深く調べるような事は敢えてしてこなかったからです。



しかし、大概にして経営者やリーダー(特にカリスマと呼ばれるような)が厳しい状況に直面する時には共通している点が一つあります。

それは、腹心による裏切りです。



例えば、ジュリアス・シーザー、織田信長、イエス・キリスト。



歴史上の出来事の事実を確かめる術はありません。しかし、「裏切り」には一つの法則があります。

腹心、特にナンバーツーは、近いが故に、ナンバーワンの事を「神格化」したりしません。そのリアルな部分と、一般の人達がナンバーワンに持つイメージのギャップに不満を持ち、「誰も事実を知らない。自分が一番苦労している。自分の方がリーダーになれば優れている」と思いこんでしまうと、嫉妬心が溜まってきてしまいます。それを抑えられるとよいのですが、そのナンバーツーにすり寄ってくる詐欺師や策略家がいたりすると、謀反の企てなどが実行に移されてしまったりします。




つまり、不満を中にため込む、実力で戦いを挑む勇気も自信も無い、おだてに乗り易い、そして嫉妬心が強い人間がナンバーツーでいると、陰謀によって裏切られてしまう可能性が高くなってしまうのです。




しかし、そのような裏切り行為をとった腹心の末路は決して誇れるようなものにはなりません。ブルータスは2年後に仲間だったアントニウスに攻められ自害します。明智光秀は本能寺の変から数日後には落ち武者狩りにあって殺されます。そして、ユダは裏切りによって手に入れた銀貨を手に自殺します。



ホリエモンも「腹心の裏切り」にやられたという話がよく出てきます。それが仮に事実だとしたら、自分の身の回りに起きた事すべてを糧にして、更なる成長を遂げなくてはいけません。そして、その裏切りを働いた奴らを見返さなくてはいけません。悪はいつか自滅をすると言うのが森羅万象、世の摂理だと思っていますが、それを確実にするためには「正義は絶対に勝つ」という信念をしっかりと持ち、正々堂々とした戦いを挑み続けることが必要だと思います。