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東日本大震災の被災者支援に寄付したお金がどこに集められて何に使われるのかが一目で分かるマップ


東日本大震災に伴い、なんらかの形で寄付をした人でも、自分の寄付したお金が何に使われるのか分からないという場合も多いのではないでしょうか。

「Japanese donation's tree map」は、ウェブ上からの寄付がどこに集められて何に使われるかが一目で分かるようにまとめられたマップです。寄付したお金が、どんな経路をたどって、何に使われているのかを知っておくことで、これまでなんとなく募金していた人も、自分が寄付したお金の意義が改めて感じられるかも知れません。


詳細は以下から。3.11 Graph - 寄付したお金がどこに集められて何に使われるのかを可視化したもの。

マップの全体像。寄付されたお金は、大きく分けて「被災した地域の各種自治体」に送られるか、「被災者(世帯)に個別に振り込まれる」か、「現地で活躍する人道支援NGOの活動支援」に使われるかの3通りになります。


「ぐるなび食市場」「T-POINT」からの寄付は、宮城県、岩手県、福島県、青森県、茨城県、長野県、千葉県の各地方自治体に送られます。


「GREE」「DMM.com」「はてな」「ハンゲーム」「モバゲー」「Google」「アメーバ」「goo」「グルーポン」などからの寄付は、日本赤十字社を通じて、被災者世帯に個別に振り込まれます。なお、「ニコニコ動画」が画像に含まれていますが、公式ページの「募金の寄付先について」によると、「『ニコニコ募金』の寄付先については、5月14日(土)20:00から5月15日(日)20:00の間にニコニコ動画を訪問して頂いた方にアンケートを実施、集計結果に基づき候補団体への寄付金額を確定いたします」とのことです。


「Think the Earth」からの寄付は、「AMDA」「Civic Force」などの現地で活躍する各種の人道支援NGOの活動支援に使われます。また、これらの団体は個別に寄付を募っている場合もあります。


「Twitter」「@nifty」「Yahoo!JAPAN」「楽天市場」「ECナビ」からの寄付は、集計が終わってから寄付支援先が決定されます。


ボランティアやチャリティー活動と称して募金活動をしているように見せかけて金品をだまし取る「募金詐欺」などが横行する昨今、募金であってもお金の流れが見えるようなサービスが必要なのかも知れません。

なお、このマップを作成したのは「灰色ハイジ」さん。13歳からネットを開始したIT少女であり、現在はWebデザイナーとして活動中とのことです。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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