NHK「その時歴史が動いた」 徳川家康 三方ヶ原の大ばくち~敗れて学ぶ覇者の哲学~「戦国編」 [DVD]

徳川家康武田信玄と戦い、惨敗した三方ヶ原の戦いについて、コンピュータグラフィックも駆使してわかりやすく解説され、その戦いの全貌が手に取るようにわかりました。
武田信玄の、戦国武将としての絶大な力がよくわかりますが、そのような存在に、敗北覚悟で果敢に挑み、敗北後、自分の惨めな姿を絵に描かせ(徳川美術館蔵のしかみ像)慢心を戒め、武田氏滅亡後は遺臣を迎え入れ信玄戦法を学んだ徳川家康の姿には、現代に生きる我々にも、学ぶものが多いと感じ入りました。
武田軍が、浜松城にいた徳川軍を三方ヶ原におびき出し、徹底的に叩く手法が、関ヶ原の戦いの際に、東軍が大坂城へ向かうと見せかけ、西軍を関ヶ原へ移動させて決戦を挑む手法と酷似していて、徳川家康が三方ヶ原での敗北から学んだものの大きさがうかがわれます。
人としての生き方を考える上で、徳川家康には学ぶところが多いということを、改めて強く感じました。

2011年04月23日のツイート

津波に強かった「1階吹き通し」再使用できるケース多く 建築学会報告

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110424-00000503-san-soci

1階部分が主に柱だけで構成されているピロティ型の建物が津波に強いことも浮かび上がった。堤防から数十メートルの場所で津波の直撃を受けながら流失を免れたケースもあったといい、田中教授は「1階部分に外壁がなく、津波の力を受ける面積が小さくなるためではないか」と分析している。

ピロティ型の建物が、津波の力を受ける面積が小さかったのではないかという推測は、素人にもうなずけるものがありますね。
建物に限らず、被災地の現状は、今後、このような未曾有の大震災に備えるための、多くの、貴重なデータを提供できるものでもあります。復興を急ぐだけでなく、専門の調査チームを編成し、そういった観点からデータを収集して、日本だけでなく世界へもフィードバックするということが、是非行われなければならないでしょう。そうすることが、日本に手を差し伸べてくれている世界各国への恩返しにもなり、今後、多くの人々を救うことにもつながります。