2011年4月15日1時34分
福島第一原発の事故対応で、在日米国大使館は14日、放射能汚染水を貯蔵できるステンレス製の大型タンク5基や、汚染水用の特殊タンクを備えた改良型トレーラーを、米エネルギー省が日本に向けて輸送していることを明らかにした。
福島第一原発周辺では、大量にたまった放射能汚染水の貯蔵や移送が原子炉冷却作業の課題となっており、日本政府の要請を受けて、米側がこうした機器を提供したという。
同大使館はこのほか、福島第一原発周辺でのビデオ撮影や放射線量の分布図をつくるために、特注ロボットや放射線に耐えられるカメラなどを日本側に提供したことも明らかにした。(江渕崇)