1日、日本テレビ「NEWS ZERO」は、ブンデスリーガ・ヴォルフスブルク所属する日本代表・長谷部誠に密着した様子を放送した。

その中で、同番組の質問に答えた長谷部は、日本人選手がブンデスリーガに急増している現状について、「今回、たくさん選手が移籍してきたのは、(香川)真司があれだけ活躍して。そんなにフィジカルが強いわけじゃないですけど、身体が当たる前に早い判断でプレーできているので、50-50の身体で当たったら真司の方が負けちゃうことが多いと思うんですけど、当たる前に簡単にプレーしたりとか、そういうところで彼は成功している」と香川のプレーに成功の糸口があると語った。

また、「考える力とかね、そういうのが日本人はあるんじゃないかな。勤勉さの部分でいったら、日本人選手は本当によく練習するし、真面目だしっていうイメージはあると思う。まあ、僕の前の監督で、ウッチー(内田篤人)の今の監督のマガトさんなんかは、そういうところを好んでましたね」と付け加えた長谷部。

先日、アジア杯を制した日本代表については、「W杯を経験してなかった若い選手は、まだちょっと、厳しい言葉でいったらお客様感覚な部分があって、一試合目終わった後に(ザッケローニ)監督が試合前のロッカールームの雰囲気だとか、『本当に(試合に)臨む準備が出来ていたのか?』って怒ったし、確かにそれは僕らも感じてた。若い選手達には『なんとかなる』、『誰かがやってくれる』じゃなくて『自分がやるんだ。自分のチームだ』っていう気持ちをもってやってほしい。自覚を持ってほしいというところを若い選手に問いかけた」と、その裏側を明かす場面も。

9月からは2014年W杯の予選がスタート。インタビューの最後、日本代表のキャプテンは「課題はまあ、正直色々あると思いますけど、フィジカル的に負けているところが多かったですし、そういうところはもっと伸ばしていかないといけないと思う。9月のW杯予選もすぐ始まるので、そこに照準を合わせる」と意気込んだ。