ぼーっとしたミーハー通信。
なんだか一生、こうなのかしら。

<預かりボランティアライフ。(後編)>

ほぼにゃちわ。
ここ数日、急ピッチで花粉に反応していて、
もうちょっとフェードイン的に
できなかったものか・・・と自分にお説教したい気分です。
はーもうっ!
スイッチが入っちゃうと、もう、
大変なことになっちゃうよ。
誰だー!俺のスイッチを押したヤツぁ!
困るよ、勝手にそういうことしてもらっちゃあさあ。
んもうっ。

ってなわけで、先週の後編をお届けいたしやす。
預かりボランティアで、我が家に来ていた、
ちょっとへんな猫の、へんちゃん。



ねずみのおもちゃと一体化中の図。

ひと目惚れで里親希望した友人の、物件探しが
年末から始まりました。
引っ越すことなんて、まったく考えてなかったのに、
へんちゃんのために、急遽引っ越すことになった友人。
「無理せずに、いい家を探してください」
と伝えて、いつ「終わり」になるかわからない
わたしの預かりさんライフ。
毎日、「終わり」のことを考えているわけではないけど、
時々、チラつくよねぇ。
ま、あまり気にしすぎず、
いまはわたしが親がわりということで、
全力でへんちゃんと過ごす日々。
たくさん遊び、



遊び疲れて、



たくさん寝て、



あまえて、



まったりして、



ごろごろして、



(おひさまを見ると、マイケルの「スリラー」になる彼。)

真顔で記念撮影したり、



いろいろしたね。

あとね、自分の生活も変わった。
家にへんちゃんがいるから、できるだけ一緒にいるように、
家遊びが増えた!
みんなが家に、ちょくちょく来るようになった。
「へんちゃん見せて〜」
とか
「へんちゃんがいるから、場所は、ゆーな家にしよう」
とか。
あとは、家で映画のDVDを観たり、本を読んだり、
ちゃっと映画館に映画を観に行ったりを、
よくしたね。
前はよくやってた、
あてもなく街から街へぐるぐる。
一日中、出かける。
みたいなことを、しなくなったよ。
あと、おなか空かせて待ってるから、
夜中まで出かけなくなった!
すごい変化だ。

で、1月下旬。
ぼちぼち物件が決まりそう。と一報が。
「おお、ついにか!」と。
よろこばしい反面、さみしさももちろん。
で、ついに2月中旬に引っ越すことが決まったわけですよ。
「ああ、本当に、ついに来たか」と。
もともと、あと数日で処分される、という前提で
保健所に連れてこられたところから、
彼の第二?の人生が始まり、
犬猫がいるお店に引き取られ、
そこから、へんな女の家に連れてこられて、
へんだから「へんちゃん」なんて呼ばれて、
自分の一挙一動を、なぜか笑われて。
色んなひとが見にきて、笑われて。
そこから、自分のために引っ越した
新しいお家に行く。だなんて、
猫生、何があるかわかんないもんだねえ。
ある意味、プリンセスストーリーだよ。オスだけど。
ツラいこともあったのかもしれないけど、
こうして出会えて、ほんとうによかったな、
と思っているぜ。
親バカをするようですが、こんなにおもしろい猫、
なかなかいないもんな。と思うしね!
そういうことを毎日考えながら、
「終わり」へのカウントダウン。

ついに、引き渡し当日。
ちょっと早めに帰ってきて、写真撮ったり、
心の準備と、物理的な準備をじっくり
いろいろとしようと思っていたのに、
けっきょく、へんちゃんをおなかの上に乗せて、
ふたりで居眠りしちゃってたら、
いつの間にか、いい時間に。
最後に、美雨ちゃんが買ってきてくれたささみを
2人と1匹で分け合って、最後の晩餐をして、
キャリーに入れるのにちょっとだけ難航して、
いざ、お届け。

友人は、すべて準備万端にしておいてくれていた。
キャリーから出ると、
すぐにベッドの下に隠れてしまった、へんちゃん。
まあ、すぐ慣れるよ!あとはよろしくたのんだ。
と、失礼して、すべて終了。

ついにこの日がやってきてしまったけど、
知ってるひとの家だから、
遠慮なく、ときどきは会いに行けるし、なにより安心。
ぶっちゃけ、さみしいけどよ。
それ以上に、ほんとうにたくさんのものを
へんちゃんからもらったから、
感謝の気持ちでいっぱいです。
こういう「預かりボランティア」という存在を
みんなにも知ってもらえたらうれしいなと、
思います。
わたしはこれからも、1匹でも多くの動物を
助けられるように、微力ながら応援していきます。
動物のことは、本当にとっても勉強になるし、
おかげで自分もちょっと大人になったなと
感じるんだよね。
アラサーが今さら何を言ってんだ。って感じですけどさ。
お世話される側じゃなくて、する側に、なったからね。
「この子には自分しかいない」という状況は、
家族で動物を飼っていることとは、
けっこう違うんだなと、わかってはいたけど、
再認識させられた一件でした。
そう思うとさ、自分と同じ歳や、下の歳で
こどもを産んで、育ててるひとたちは、
すごいよなぁ。
なんて、そういうことまで色々考えちゃったね。

ま、へんちゃんはこれから
幸せに生きていってくれるので、ご安心を!
へんちゃん、いっぱいありがとう。
達者でなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜。


ゆーないとさんへの激励や感想などは、
表題に「ゆーないとさん」と書いて、

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2011-02-28-MON
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