2011年3月11日の東日本大震災から5年の節目を迎えた。人的な被害はもちろん、自動車や電子部品メーカーなど経済の屋台骨を支える製造業のサプライチェーンが壊滅的な打撃を受けたという知らせは、日本列島全体に緊張を走らせた。震災を機に、日本でも情報システムへの信頼性確保の考え方に変化が起きた。
自社の情報システム、とりわけデータを不慮の事態からいかに守るか、ということへの注目度がそれまで以上に高まっていった。
さらに、「自分で持っているよりクラウドに預けた方が安全」という感覚を、多くの人が持つようになってきた。それまでは「クラウドに情報を預けるのは怖い」という根強いイメージがあった。まずは可能なところからクラウドへ、という流れが強まり、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureなどのパブリッククラウドを自社インフラとして利用する企業が多くなってきた。
システムを自社保有する場合はもちろんのこと、クラウドに預けるという選択肢を積極的に採る際の前提は、冗長構成の質が高く、セキュリティ面を含めて安全が担保されていること。その意味で「クラウド化する世界」を語る時に、バックアップ技術の最新状況を把握することは非常に重要になってくる。
例えば、PC、サーバ、クラウドにおける企業のバックアップを支援するアクロニス・ジャパンは、PCやサーバがマルウェアに感染した際にOS初期化を回避し、感染前のデータを復元するため、PCまるごと、サーバまるごとのイメージバックアップをできるようにしている。クラウド環境におけるマルチテナントでのバックアップなどの技術力も高めている。
ZDNet Japanと姉妹メディアのTechRepublic Japanは3月2日にセミナー「東日本大震災から5年、改めて見つめなおすデータ保護~品質と速度、安全から考えるデータバックアップ戦略~」を開催する。
アクロニス・ジャパンを含め、バックアップの専門家によるさまざまな情報を提供する。最新情報収集のため、ぜひ現地に来場してもらいたい。(参加登録はこちらへ。)