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ニーチェがワーグナーの「綜合芸術作品」の理念と志向の中に見出だしたのが公衆に対する強烈な支配意志だったからです。ニーチェはその支配意志の根源にワーグナーの「邪悪さ」を見いだしたのです。ワーグナーの「邪悪な」支配意志は公衆に対する救済ではなく、麻痺であり、瞞着でした。ここからニーチェは「ワーグナーはデカダンである」と結論付け、ワーグナーとは決別したのです。
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質問者からのお礼コメント
ありがとうございました
お礼日時:2015/3/23 9:02