【特別企画】

私が選ぶ、今年の一台――筆者編

~エネループバイクからビートウォッシュまで
by 家電Watch筆者陣


 年末特別企画の「私が選ぶ、今年の一台」――昨日は編集スタッフ編を紹介したが、今回は数多くの製品レビューを執筆していただいたライター陣に「今年の1番」を選択してもらった。年末・新年にかけてお買い物をする際には、ぜひともご参考にしていただきたい。

週に一度は思い出す、あのラクさ気持ちよさ──三洋電機「eneloop bike CY-SPL226」by スタパ齋藤

三洋電機「eneloop bike CY-SPL226」

 2010年の俺的「今年の一台」は、6月くらいから決まっていたよーなモンだと言えよう。すなわち非常に久しぶりに乗った電動アシスト自転車となった「eneloop bike(エネループバイク) CY-SPL226」である。

 日常的に使うための自転車を拙者が買うなら、きっとエネループバイク……などの電動アシスト自転車。何しろラクで気持ち良くてメチャメチャ実用的だからだ。レビュー執筆当時の販売価格は14万8,000円(yodobashi.com)となっているが、今思うと、あの価格であの使い勝手なら安いゼ!! みたいな。

  CY-SPL226に限って言えば、不満もあるんですよじつは。イマイチ上がらないサドル、かなりグニャグニャなフレーム、持ち上げるには重い車体質量(25.3kg)など。まあほかのママチャリ系電動ハイブリッド自転車も同様ですけどネ。

 そういう不満があっても、実際に乗って使うと利便ばかりを痛感。走り始めや遠乗りのラクさ!! 上り坂や向かい風をクイクイ走れる気持ちよさ!! 隣の市のショッピングモールまで走ってビールとかワインとか重いモノを多量に買っても快適に走って帰ってこられる!! フツーの自転車じゃ苦行になりがちな行動をラクして楽しく取れるというのがサイコーに素晴らしい!! 科学技術の勝利!!

 あーやっぱ欲しいわ~エネループバイク。最近ではカーボンフレームのスポーツタイプも出た(けど60万円オーバー)みたいだし、巷は自転車ブームだし、よりいっそう進化&普及しそうな電動アシスト自転車。来年は買ってみようかな~と、わりと本気で考え中の拙者なのであった。


メーカー三洋電機
製品名eneloop bike(エネループ バイク)
希望小売価格157,290円
購入場所yodobashi.com
販売価格例148,000円

■長期レビュー 三洋「eneloop bike CY-SPL226」
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/longreview/enebike10/20100604_371907.html
■三洋電機
http://jp.sanyo.com/
■eneloop bike(エネループ バイク)
http://products.jp.sanyo.com/eneloopbike/
■CY-SPL226 製品情報
http://products.jp.sanyo.com/products/cy/CY-SPL226_W/index.html

本格的なバゲットが自宅でできる――ティファール「ホーム&バゲット」by すずまり

ティファール「ホーム&バゲット」

 今年も随分家電製品をレビューさせていただいた。気になったものが目白押しで、なかなか1つに絞り込むのは難しかった。悩んだ末、驚きとおいしさを同時にもたらしてくれた1台として、ティファールの「ホーム&バゲット」を選ばせていただいた。

 食パンの焼き上がりが他社の「早焼き」並に早いことに驚いたが、何よりも、ホームベーカリーの中でバゲットが焼けてしまうという斬新さにビックリであった。しかもおいしい。メーカーからお借りしたリース品だったため、今は手元にないのだが、バゲットのあの味は今でも思い出す。

 もし、今我が家にあったなら、バゲットを焼いて、紙袋に入れて携帯したい。熱いカフェオレをカフェでテイクアウトして、ベンチで飲みながらバゲットをかじりたい。“もし”ホームパーティに呼ばれたりしたら、バゲット8本焼いて、ワイン1本持っていく――訪問したお宅では、自前のバゲットをスライスして、その場でガーリックトーストを作ったりしたら……くーたまらん! そんな妄想に駆られる(笑)

 食パンは2斤分のサイズにまで対応しているので、家族が多くても安心な点もポイントが高い。ただし、食パンはレシピ通りに配合すると、レビューにもあるようにどっしり系の仕上がりになる。ゆえに、ふわふわ食パンができるとイメージして購入された方は、かなり戸惑う傾向にあるようだ。

 調べてみると、やはり配合次第で自分好みに調整できるらしい。特に「ブランジュリ タケウチ どこにもないホームベーカリーレシピ」というホームベーカリー用のレシピ本が人気で、これを参考に、「ホーム&バゲット」で食パン作りを楽しんでいる方もいらっしゃると聞く。気になる方の参考になればと思う。

 早く焼ける、2斤サイズが作れる、バゲットも焼けるという利点を最大限に生かして、ホームベーカリーライフを楽しんでいただきたい。


メーカーティファール
製品名「ホーム&バゲット」
希望小売価格31,500円
購入場所Amazon.co.jp
販売価格例18,300円

■長期レビュー ティファール「ホーム&バゲット」
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/longreview/2010_05_02/20100510_365753.html
■ティファール
http://www.t-fal.co.jp/
■製品情報
http://www.homeandbaguette.t-fal.co.jp/

仕事からリラックス時まで、大活躍のLEDアームライト──無印良品「LEDアルミフロアライト」by 藤原 大蔵

無印良品「LEDアルミフロアライト」

 今年の一台を考えた時、一瞬でアタマに浮かんだのは無印良品「LEDアルミフロアライト」であった。もしお金に余裕があるならば複数台購入して、各部屋に1台ずつ置きたいと思うほど気に入っている。

 LEDアルミフロアライトは、光の向きが自由自在に変えられるライトアームライトに、自立する脚がついたものだ。背が高く存在感はあるが、シンプルなデザインが部屋になじみやすく、直径30cm程度の薄いベースは置き場所も取らない。5kgにも満たない重さなので、持ち運びもラクラクである。

 便利だと思うのは、多くのシーンの手元から部屋全体まで、その時の気分や用途に応じてダイナミックにコレ1台で対応できるところだ。したがって、ヘタをすると仕事時からリラックス時まで、LEDアルミフロアライト1台だけで事足りてしまうこともしばしば、なのである。

 活用例は過去の記事を参照していただくとして、デスクライト、ソファ等の読書灯、ローテーブルライトにピアノライト……と、高さが違うそれぞれの手元を広範囲に明るく照らすライトとして変幻自在。アームを伸ばして天井面や壁面を照らせば、部屋全体を柔らかく包む間接光のインテリアライトとしてもとても使いやすい。また、フレキシブルに動かせる「ブツ撮り撮影用ライト」としても活用している。

 使いやすいだけでなく、色の再現性の高いツインバードのLED電球がはじめから付属されているのも良い。照らされる物が自然な色合いに見えるため、とても快適なのである。また、発熱量が低いLED電球なので、薄いアルミ製のシェードを直接触れても熱くなく、目の前にあっても熱を感じない。その上、シェードには放熱孔が無く、余計な光が洩れて目を刺激することもないのである。

 とにかく、ヘタな他の照明器具は要らないかも、と思えるほど使い勝手が良い「LEDアルミフロアライト」である。灯りが必要なあらゆるシーンに幅広く活用できるので、多目的にも使える照明器具をお探しなら本当にオススメである。


メーカー無印良品
製品名LEDアルミフロアライト LED電球口金E26
販売価格12,600円
購入場所無印良品ネットストア


■家電製品ミニレビュー 無印良品「LEDアルミフロアライト」
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/kdnreview/20101005_397488.html
■無印良品
http://www.muji.net/
■無印良品ネットストア
http://www.muji.net/store/
■製品情報
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548718785544

頑固な汚れもスッキリ。乾燥機能もちゃんと使える縦型洗濯乾燥機──日立「ビートウォッシュ BW-D9LV」by 石井和美

日立「ビートウォッシュ BW-D9LV」

 今年は家電Watchで色々レビューさせていただいたが、振り返って「今年の一番」を決めるなら日立「ビートウォッシュ BW-D9LV」に決定!

 2010年、我が家で購入した家電の中では、一番高価な白物家電となった。購入するときは「こんな高機能な洗濯機は必要ないんじゃないか」とか「使いこなせるのか」とか色々不安だったけれど、今はもうコレなしでは考えられない。まさに「買ってヨカッタ!!」と、言える洗濯乾燥機だ。

 我が家は小さな子供が2人いるので、毎日の洗濯物の量が多く、しかも汚れ方がハンパではない。BW-D9LVは一度にたくさん洗うことができ、しつこい泥汚れまでちゃんと落ちる。以前は汚れの激しい靴下などは手洗いをしていたのだが、今は解放され、最近ではBW-D9LVにおまかせだ。

 乾燥機能は全く期待していなかったのだが、きちんと乾くので助かっている。特にタオル類がフワフワに仕上がるので嬉しい! お風呂上がりは子供達が喜んで頬ずりしているので、コレにしてよかったとつくづく思っている。最近では、天気が悪いと迷うことなく乾燥機能を使っている。一度乾燥機能を使ってしまうと、乾燥なしの洗濯機には戻れそうにない。

 長く使ってみてわかったのは、乾燥機能を続けて使うと糸くずが流れて定期的に排水溝が詰まってしまうこと(洗濯しすぎかも?)。排水ホースに取り付けて洗濯・乾燥中の糸くずなどを集めて取り除いてくれる「糸くずボックス」が別売で販売されているので、購入を検討しているところだ。今のところ気になるのはそこだけで、ほかに関しては特に不満はない。

 我が家では旦那が洗濯係となっているのだが、BW-D9LVがやってきてからというもの、以前より明らかにラクをしているようだ(特に雨の日!)。2011年は、もう少し旦那の家事を増やしてもいいのではないか? と考えている。


メーカー日立
製品名ビートウォッシュ 湯効利用 BW-D9LV
希望小売価格オープンプライス
購入場所楽天市場
購入価格123,480円

■長期レビュー 日立「ビートウォッシュ 湯効利用 BW-D9LV」
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/longreview/2010_10_27/20101101_402866.html
■日立アプライアンス
http://www.hitachi-ap.co.jp/
■製品情報
http://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/tashizan_123/index.html

発電機のランボルギーニ――ホンダ「エネポ EU9iGB」by 藤山 哲人

ホンダ「エネポ EU9iGB」

 2010年の「今年の一台」は、“お金があったら買いたいな~”という夢を込めてホンダのガス式発電機「エネポ」をおすすめしたい。

 今でも思い出すキレイなサイン曲線を描く交流100Vは感動もの。メカ好きの筆者にはたまらないエンジンで、しかもそれがガス式で、乾いた運転音も騒音と言うより耳に心地いい。男の夢とロマンと憧れが詰まっている。そりゃもう発電機のランボルギーニ(イタリアのスーパーカーメーカー)ってぐらい(笑)。と同時に、ぜひ分解して中身を見たい今年の一台でもある。

 仕事は極度のインドア派だが、春のキャンプ特集でお届けしたとおり、趣味はアウトドア。エネポがあれば、競争率の高い電源付きサイトの予約も心配ない。いやむしろ、エネポが使える発電機持ち込み可能のキャンプ場なら、施設がボロくても、どんなに山奥でも車に積み込んでレッツ! キャンピング! もちろんコタツと炊飯器も忘れずにね。

 さらに奥さんから頼まれれば、ポストでも本棚でも、ダイニングテープルから玄関の雨よけの屋根まで作る、DIY野郎の筆者の最強の相棒にもなる発電機。高価なバッテリ式の電動工具を買い揃えるなら、エネポを1台買って100V式の工具にしたほうが経済的だ。なにせ電動工具の内蔵バッテリは1、2年で寿命が切れてしまう上に、買い換えると「えっ! 工具買えるじゃん!」っていうぐらい高いのだ。エネポさえあれば、ドリルやポリッシャー、ジグソーやコンプレッサーが屋外で思いっきり使え、家の前がガレージに早変わりなのだ。

 家電を平然と持ち込む“殿様キャンパー”や、海外ドラマで見かけるガレージの工作室を夢見るDIY野郎には、大きな夢をかなえてくれる憎いヤツ。それがホンダのガス式発電機「エネポ」だ。



メーカーホンダ
製品名エネポ EU9iGB
希望小売価格104,790円


■長期レビュー ホンダ「エネポ EU9iGB」
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/longreview/enepo/20100628_376528.html
■本田技研工業
http://www.honda.co.jp/
■製品情報
http://www.honda.co.jp/generator/enepo/index.html




2010年12月28日 00:00