〜政策コンテスト〜「元気な日本復活特別枠要望」に関する評価(案)を受けて、文科省は国立大学への運営交付金および私立大学等経常費補助の交付額と定員充足率の紐付けをやめる宣言をするべき。
具体的には
- 入学定員の上限に対する制限は今までとおり(ちょっとゆるくする)
- 入学定員を大幅に割っても次年度の交付金額は変わらないことを明言する
- 特に博士課程の場合0人入学でも良いとし、各大学に教員の博士号取得者輩出数でのマイナス査定を中止するように勧告する
- 博士課程の学生1人当たりの交付は、機関に一括で渡すのではなく、学生に直接給付するとする
実働部隊が必要な構造の研究分野においては、博士課程の学生を実働部隊として集めるインセンティブはなくならないので、上記の政策は何の影響もあたえない。しかし、そうでないところについては、学生を勧誘して博士課程へ進学させるというインセンティブはなくなる。既に博士課程への進学者数は減っているので、徐々に博士課程の学生を減らすことが可能となる。
博士課程へ学生を勧誘するインセンティブがある限り、覚悟完了していない学生をも博士課程へ誘ってしまうのだから、早くインセンティブ構造を変えたほうが良い。