薄さ、たった454mm!
私立おかやま山陽高校の原田校長先生からタレコミがあったのは、学生が作ったという電気自動車。しかもその薄さギネス記録申請中。原田先生:
今回記録を更新したのは、本校の自動車科生徒の中でも特に車好きの精鋭で構成される自動車整備部の生徒12名と、指導に当たっております自動車科長の森秀樹教諭他、教員5名であります。
「車好きの精鋭」とはなんとも頼もしいではありませんか。昨今若者の車離れが指摘されていますが、まだ免許も取得できない高校生がこうして電気自動車を作るだなんて、感動もひとしおです。
ベースとなったのはCQモータース社製「Qカー」。バッテリーやモーターなど駆動装置は流用、一方でシャーシとFRPボディを新設計・製作して組み込んだもの。製作風景をみると、まるで実物大電動ラジコンを作っているかのよう。でもこれに乗って運転できるんですから、ワクワクするでしょうね。
薄型にするため、サスペンションはレーシングカーと同じくプッシュロッド式にして寝かせ、ステアリングも円形ではなく、ロッドによるプッシュ式となっています。工夫と苦労が伺えますね。若い世代による未来を感じさせるこの世界最薄電気自動車の名前は「MIRAI」です。
これからもMIRAIを感じさせる乗り物を作って下さい、期待してます!
(野間恒毅)