こんばんは、おぉ、元気がいいですね。いやあ、こういう若い人ばかりの会場って、いいよね。もう本当にビンビン感じます、皆さんの元気がね。皆さん松田さんのボランティアとして大変いろいろお世話になりました。私からも心から御礼申し上げます。


皆さんのおかげで松田さんも国会議員になった、まあ国会ったらね、なかなかうるさいところがあってね、選挙中はネクタイ締めてなかった松田さんもネクタイ締めるようになった、国会はネクタイ締めてないとうるさいからね。そういう杓子定規のルールもあります。ちょっと浮世離れしてるところがありますね。それは今、松田さんの話にもあったようにちょっと世間の常識から隔絶しちゃってるところがある。まぁ、国会見学したこと、あります?ある人?お、結構いますね、どういう印象を持たれました?本会議場で傍聴したことある人?あ、これはない、ね。今度はあれだね、本会議で演説する時ちょっと皆さんにご案内したほうがいいかもね(松田:そうですね、それは心強いですから)そうですね、これはね、うるさいです。ポケットの中全部出させられますよ。で、傍聴席で松田さんが演説してるときにワーって拍手したらね、衛士さんに「ちょっと!」と止められます。ここまでうるさくやるのは日本の国会、だろな、うん。その次は北朝鮮ぐらいかも知れん。かなり統制型ですね、日本の国会見学は。もうちょっと自由にしてもいいような気もしますけどね、最近はテロ対策ってセキュリティーチェックね、かなりうるさいですね。参議院の議会に行ったことある人、あれ、かなり厳しいよね(松田:そうですね)うん、ですから、残念ながらですね、そういう、ちょっと世間からずれた所があるんですけども、でも、皆さんのおかげで松田さんが国会議員になった。この人はなかなかね、1年生議員にしては凄い活躍をしてます。まあ、私の目から見てもこれ、お世辞抜きで凄いね。既にもう話したかもしれないけど、1年生議員でですよ、ね、法案を1本提案した、決議案を1本提案した、他にいないんじゃないですかね、おそらく。まあ、民主党なんかたくさん頭数は居るけどね、1年生議員。200人以上いるんじゃないかな、1年生議員が、衆参合わせてね。じゃあ、民主党の議員で誰か議員立法の提案者になった人っているか、あんまりいないと思いますね。やっぱり松田さんのセンス、これは民間の感覚、ね、皆さんの目線ですよ。これが松田公太のセールスポイント、よぉく我々は見せてもらった。さっき言っていた歳費カット法案なんていうのはね、もう本当にこれは自主返納、ボーナス自主返納、これ、やればできるじゃないか、という提案を持ってきたのは松田公太なんですね。ぜひ、皆さんのいろんな、身の回りのいろんなツールを利用してね、ツイッターとか、ブログとか、メールとかね、松田公太、みんなの党はこういう議員立法を出してるんですよ、ってぜひ広めて下さい。

残念ながらね、大マスコミは取り上げないんですよ。せっかくいい法案を出しているのに結局、大マスコミってのは、ちょっと役所みたいなとこがあるんだよね。あの、国会議員が自ら身を削ってるんだぜ、って言うことになると次、身を削れって言われるのは誰ですか?国家公務員ですよ。ねえ、国家公務員ったらこれまたね、給料高いです。民間のお給料は400万ちょっとくらいかな?ところが国家公務員の平均人件費、給料はもうちょっと低くなるんですけども人件費を平均して均すと1050万円くらい、なんですね。これは、バカ高い。で、人事院勧告ってのがありましてね、これは要するには、労働基本権が制限されている、団結権と団体交渉権はあるけど協約締結権とストライキ権が無い、と言うんですね。その代わり人事院という庁が勧告を出して今年は何%上げる、何%下げる、ってやるんですね。で、民間給与はだいたい6%近く下がってます、現実ですね。430万円が406万円くらいになっちゃったんでしょ、だから5.何%ですよ。じゃあ、国家公務員の給料どのくらい下げるんだ、って言ったら、たったの1.5%、月に直すと700円か800円くらいですね、そればかりしか下げない。国家公務員って誰が養ってるんですか?皆さんですよ、皆さんの税金でこの人たちは飯を食ってるんです。その国家公務員がですね、税収ががた減りして、不景気ですから、ねえ、税収ドカンと落ちてますよ。でも、お給料はスズメの涙程度しか下げられない、アリバイ作り程度しか。これ、おかしいと思いませんか。だから、みんなの党は議員の歳費をカットする、ボーナスは返上する、そういう法案を出した上で国家公務員も給料下げなさい、という修正案をですね、出そうと思ってます。残念ながら衆議院は通過しちゃったけどね、あ、明日か、参議院、明日衆議院を通過しちゃうんですけども、参議院に行ったらぜひ、これは内閣委員会か、総務委員会かな、こういう、みんなの党のね、アジェンダ、これを松田さんにもぜひ声を大にしてやって欲しいなと、思っているんです。みんなの党の国家公務員のカット率はね、だいたい6.4パーセントくらい、ですね。幹部はもっと、1割以上、1割カットしよう、と。幹部って言うのは部長以上ですよ、部長、審議官、局長、事務次官。ね、こういう人たちもね、労働基本権が制限されているからね、って言ってね、え?事務次官とか局長もなんですか、関係ないんじゃない。いや、これがまた浮世離れしている、事務次官も局長も労働基本権が制限されている、お給料は下げらんないんですって屁理屈なんです。じゃあ、労働基本権が制限されてるからって言う理屈が通用しないのは誰なんですか?って聞いたら大臣と副大臣と政務官しかいないと。こんなのおかしいですよね。幹部は、民間だったら会社のリストラやる時にゃまず社長、ね、そして幹部、お給料下がるんですよ。だから、部長以上はお給料1割カットする、それを若い役人にね、若い役人給料高くないですからね、しかし彼らは国会が始まると徹夜徹夜ですよ、もう20代30代の公務員たちは。もう霞が関に夜中行ってみなさいよ、煌々と明かりがついてる、あれサービス残業ですね。だからこういう若い公務員に一生懸命仕事をやるのは手厚くやる。民間だってそうでしょう、一生懸命仕事する人はお給料高いでしょう?残業する人は残業代貰えるでしょう、当たり前のことですね。そういう常識が通用しないのが永田町と霞が関なんですねえ、だから我々は常識の通用する政治や公務員制度を作っていこうということを言っているんです。


松田さんが出したもう一つの決議案、これも凄いね。劉曉波さん、ノーベル平和賞をいただくことになりました。これは中国在住の中国人で初めてノーベル賞を貰うんですね。この人が政治犯で刑務所の中に入れられてる。だから、これはオスロのノーベル賞授賞式典に行けるように釈放しましょう、という国会決議案を出しました。これも日本の大マスコミは報じてくれていません。ぜひ皆さんツイッターか何かでね、広めて下さい。ねえ、松田公太提案、劉曉波、政治犯釈放決議案、これは大事ですよ、中国という国はいよいよ日本経済を追い抜いて、もう2期連続で抜きました。多分今年は日本を、GDPですね、日本を抜くだろうと言われてます。そうすると、中国ってのは世界第2位の経済大国になる。でも、この経済大国がちょっと異質なんですね。

まず、政治体制、共産党しか認めていない、そうすると共産党以外の政党、全くないんですよ。そもそも次は、胡錦濤さんの次は習近平副主席が国家主席になると言われてますけども、じゃあ中国人民が総選挙をやって選ぶんか、って言ったら、そうじゃないでしょ?ま、人民大会堂ででっかい会議やってそこで選ぶ、それは儀式みたいなもんですよ。だから、政治的自由ってのは、ない。そうすると、やっぱりちょっとおかしなことが色々起きてくるんですね。まあ、不満が鬱積してるのは事実。内陸部のほうは格差が随分拡大してます、沿海部のほうは景気はいいんだが内陸部はその沿海部ほど景気は良くない。そうすると不満が、不満ガスが充満してくる。不満ガスが充満してくると反政府、って言っちゃうと弾圧される。だから反政府って言う代わりに反日本、反日運動。これをやってる分には弾圧されないですからね。だから、政府のほうも要するに不満ガスがたまってそうなところは反日運動、反日デモでもやっとけ、ってガス抜きを図るんですね。そういうことがどうもかなり行われていますよ。そうするとあの尖閣事件みたいなのが起きる、と。反日のガスがワーっと出てくる、ビジネスやってる人達は大変だ、あのレアアース、今日からまた通関始めたようですけどね、今まで日本が中国から買ってくるレアアース、磁石かなんかに使うんだからね、全部止められちゃっていた訳ですよ。こういう非民主的なやり方は困る、経済活動にも影響が出てくるんですね。だから、やっぱり経済的な自由ってのと政治的な自由っての、これはワンセットな話、ね。もうこれが切り離されているのはちょっとおかしい、いろんなところにゆがみが生じてきちゃうわけです。だから、我々は中国に対してこれだけ経済の図体が大きくなった、世界中で今やチャイナフリーってなかなか難しい、はっきり言って。中国は異質な国だから中国製品は一切使わない、中国製のものは身の回りに置かない、それは無理ですよ。だから中国に対してちゃんと世界に通用するような、そういうことをやって下さいよ、って言ってるだけなんですよね。そういう決議案を松田さんがこの間出してきました。

まあ中国にやっぱり我々言わなきゃいけないことは、中国と言う国が日本のすぐそばにある、この国は非常に特異な世界観を持っています。上海万博に行かれた人は思い当たることがあったかと知れませんけども、中国館、パビリオンね、これは上海万博の敷地のど真ん中にある、そしてこの中国間の周辺にアジア諸国のパビリオンがあって、その一番東のはずれに日本館がありますね、アメリカ館は西の一番はずれにあります。つまり、中国ってのは世界の中心地域何だ、これが中華思想って言う思想ですよ。この中華思想が軍事力の背景を持つようになると、どうなるか。覇権主義という、非常に怖い思想になってくるんですね。覇権主義ってのは、まあ軍事力を背景に、言うことを聞け!俺の命令に従え!と、こういう調子になっていくわけです。これはちょっと困る。だから我々は中国が覇権主義に傾かないようにいろんな合従連合をやりながらですね、中国の周辺国家、例えばインド、12億人、中国は13億人いる、インドは10億人、12億人ですよ、インドの総理大臣はちゃんと選挙で選ばれますね。シン首相、あれは国民党だったっけかな?ちゃんと選挙で選ばれてる。そしてASEAN。これは6億人います。ASEANの中で一番大きな国はインドネシア、これは2億人います。インドネシアの大統領はユドヨノさんという人で、この人もちゃんと選挙で選ばれていますね。そういう国々が日本の周辺にはたくさんある。そして、そういう国々と経済連携をやって行こう、そういう話をこの間APECでやったわけですね。APECのほかに最近はTPPっていうのも出てきた。聞いたことある人?あ、結構いますね。TPPってのはあの、英語の得意な松田さんに聞いたほうがいいんだけど(松田:Trans Pacific Partnership)トランスパシフィックパートナーシップ、つまり環太平洋経済連携協定、ってなことですよ。なんでこれが突如出てきたのか、って言うと、実は突如ではないんですけどね、やっぱりこれは経済の背景にある国際政治の状況があります。中国がいろんな国々とFTA、自由貿易協定って言うのを結び始めてる。中国の影響力は相当高まってきています。前の鳩山さんの時にはですね、東アジア共同体といった、東アジア共同体ってもいろんな組み方があるんだけども、鳩山さんのあの民主党流のやり方だと、例えば小沢さんがあの、北京に行って、国会議員160人も連れて行ってね、なんと胡錦濤主席とツーショットで写真撮り、やってるんですよ。何考えてるんだ、と。選挙運動じゃないんだからいい加減にしろよと言いたくなるんだけど、そういう中国の外交をやっていたんですよ。そうすると鳩山民主党政権の東アジア共同体ってのはどうしても中国中心になっちゃう。そこで、あのアメリカが、オバマさんが11月に日本に来た時に提案してきたのがTPPだったんですね。まあ、早い話がこれは民主主義で、国のトップを決めると言う国々ばっかりですよ。チリとかね、オーストラリアとかニュージーランドとかマレーシア、とかですね、こういう国々が中国と喧嘩をする訳じゃないけれども、まあ、中国以外のグループを作って行こう、こういう発想なんですね。


まあ、TPPっていうと農業問題ばっかりあの、日本のメディアは言いますけども、実は国際政治上の大戦略って言うのが背景に隠れているんです。やっぱりね、今大事なことは、中国がこのままどんどん大きくなっていって軍事大国になって、既にICBM持ってますからね、あの大陸間弾道弾、核兵器ももちろん持っている。このICBMのなかでですね、移動式ICBM、つまり大陸間弾道弾を移動できるものをもうすでに中国は持っているんです。そうするとどういうことか、って言うとですね、アメリカはちょっとビビってるわけ。これ2年前の話なんですけどね、移動式ICBMが中国で出てきた、って言うと仮にですよ、仮にシュミレーションの世界での話ですがアメリカが核攻撃を中国にかけたとしても中国は移動式ICBMがありますから一発じゃやられませんよ、って言う意味になるんですね。だからこの移動式ICBMで反撃をするってなると、アメリカ本土まで届く訳ですから、これがロサンゼルスやニューヨークだなんかにどかーんて落ちたら大変な被害をもたらす。アメリカは相当ビビった、って話でね。ですからまあ、そういう非常事態にならないように、中国のその、覇権主義の野望をこう、抑止をして行こう、こういう発想なのであります。これを英語で言ったらバランスオブパワー、って言うんですね。力の均衡。覇権主義、これはヘシェモニー、ですね、英語で言ったら、そうだね?(松田:ヘシェモニー?)ヘジェモニー?(松田:難しいんじゃないですか?)ドイツ語で言ったら・・・そう言いません?私の発音が悪いのか英語が間違っているのか良く分かりませんがね、その覇権主義に対抗する概念はバランスオブパワー、なんですね。だから、このバランスオブパワーって言うのを考えていく上でTPPという、その環太平洋の共通の価値観を有する国々が経済連携をやって行こう、と言うのは実はそういう背景があるんだ、ということなのであります。


結局政治の世界で大事なのは政治家の反射神経ですね。特に政権与党の側、総理官邸にいる人たちに必要なのは反射神経、この反射神経が錆びついていると、国民がとんでもない目に遭います。それが政治の怖いところ。だってそうでしょう、政治ってのは、まあ、権力ってのを持っているんです。ま、日本は核兵器はもちろんありませんけども、総理官邸が判断を間違えると日本国民の命が危なくなるんですよ。ね、こういうのが政治の一番、真価を問われるところなんであります。だから、総理官邸の主、総理大臣はですね、反射神経を研ぎ澄ませておかなくてはならない。例えば、あの体当たり船長、ね、これをとっ捕まえたらどうなるか、これを即座にシュミレーション出来る直感力が無いと駄目ですね。それから、さっきも言ったように民のかまどはどうなってんだ、人心はどうなってんだ、こういう皮膚感覚が必要です。実感ですね。そして、大戦略。歴史の中で今日本はどういう状況に置かれているのか。この大戦略と歴史観、これを大局観と言います。つまり政治家の反射神経っていうのは直感、実感、大局観、なんですね。これが必要なのであります。ま、ハッキリ言って今の菅政権、全く錆びついてますね。あの、体当たり船長、これは中国サイドはですね、いやぁ、あいつは札付きのワルなんですよ、って情報をしきりに流していました。でも、よくよくあのビデオ、映像とかを解析すると、かなりの確信犯だと、ただの漁民じゃねぇな、ってのはだいたい分かりますね。まあだいたいね、私も素人ながらね、体当たり船長がこうやってVサインを出して降りてくる姿を見て、この人、漁民にしては全然日焼けしてねぇな、どうも漁民の顔じゃねぇな、あれは何かのミッションを帯びて体当たりしてきてるな、ってのは素人目でもわかるんですね。だから、私たちは尖閣事件の徹底検証ってのをやんなさい、そのためにはビデオ、映像を全面公開しろ、って言ってんですよ。そもそも民主党じゃないですか、オープンな政治やります、って言ってたのは。どこのどいつなんだ、オープンな政治やる、って言ってたのは。民主党、あんたらじゃないのか。言いたいですよね。政権とった途端に隠ぺい体質、秘匿体質になっちゃった。本当に情けない、恥を知れって言いたいですね。私が委員会に行って『恥を知れ!』とかいうもんだからね、もう代表は黙ってろ!って逆に私がヤジられたりしてますけどね、でも、本当に恥を知って欲しいね、民主党の人に。


なんで民主党が政権を取ったらダメになったか。簡単なことですよ。ねえ、国家経営が出来ていないんですね。民間の経営の経験のある人は国家経営も大きいの小さいの差はあっても分かるはずなんです。こういうことですよ。民間で例えば、会社が傾いた、赤字法人の、赤字会社のリストラやる、って言う場合にまず何からやります?いきなり事業仕分け、やります?違うんですよ。民間は赤字会社のリストラ、何からやるかってまずね、資産の圧縮からやるんです。例えばへそくりがあればへそくり使うでしょ?借金する前に。遊休資産があれば、例えば会社が余計な資産たくさん持ってる、まず資産売るじゃないですか、民間だったら。国はどうです?やってませんよ悪いけど。日本の国家財政のバランスシートの歪み、それは膨大な借金がある一方で膨大な資産があります。これがとんでもない資産。借金が俗に1000兆円あると言われてますけども、じゃあ資産はどれくらいあるでしょう。700兆円です。そうするとネットの赤字はどれくらい?300兆円です。GDPが500兆円、ネットの赤字は300兆円。ってことはだいたいGDPの6割。これが正しいカウントなんです。ね、そうすると700兆円の資産のうち、「いやあ渡辺さん、そんなこと言ったってダムとか道路ばっかなんじゃないの?」、違うんです。ダムとか道路はどれくらい?700兆円のうちの130兆円くらい、ですね。こういうものは売れませんよ。でも、売れるモノ、って言うか借金と資産、両建てで減らすことができるもの、たくさんあります。700兆円の借金のうち、なんと500兆円近くが、480兆円くらいが金融資産。この金融資産はどこに流れているんだ、って言うと、特別会計、ねえ、独立行政法人、民間法人特殊法人政府系金融機関地方自治体。つまり天下りネットワークに流しこまれてるんですよ。いいですか、だから、みんなの党は大きくなりすぎた政府を小さく圧縮しましょう、小さな政府を作りましょう、って言っているんです。民間に出来ることをなんで民間にやらせないんですか。地方に出来ることをなんで地方にやってもらわないんですか。そして国がでっかい資産抱えて、しかも金融資産と言う形で。天下りネットワーク作って、大変だ大変だ、借金で首が回らない、増税だ、馬鹿言うんじゃね、赤字会社がいきなりお客さんに製品値上げします、商品値上げします、サービス料金値上げします、って言ったらどうなります?お客さん、「ふざけないで!」ってそっぽ向いちゃいますよ、民間だったら潰されちゃうんですよ、そういう会社は。ところが行政、国家って言うのは増税と言う強制力を持っているもんだから皆さんから強制的に税を召し上げる、保険料を徴収する、そういう権力を持っているもんですから下手をすると政治家が馬鹿だとですね、役人のやりたい放題になってどんどん大きくなっていくんです。これがパーキンソンの法則って言うんです。行政ってのはチェックしていないと、目を光らせていないと自動的に大きくなっちゃうんです。だからこのチェックをやるのが政治家なんですよ。政治家には覚悟が無いとダメなんです、だから。


我々は民間がやっているようにまずへそくりがあれば借金する前にへそくり吐き出す、資産を売却する、そして給料カットする。まず社長から、まず国会議員から。ね、そして幹部、社員にも給料カットを広げる。そのうえで事業仕分けをやって、事業仕分けに基づいて人員カットをやるんです。これが民間のやり方なの。いきなり事業仕分けだって蓮舫さん出てきて、じゃ、どういう成果があったんだ?半年前に、あ、去年か。去年やった仕分け、全然守られてなくて今再仕分けとかやってる。馬鹿じゃねぇか。何のために仕分けやってんだ、もう事業仕分け自体仕分けしろって私は言ってんだ。ねえ、そんな意味のない仕分けだったら税金の無駄遣いじゃないか。ねぇ、やっぱり戦略が無い、ねえ。民間流の経営が分かってる人だったらちゃんとやれるんですよ、マネジメントがね。民間だったらどうします?まあ例えば松田さんなんかはね、企業買収とかやった経験がある。まあ早い話がオーナーが変わったんですよ、日本政府の。つまり政権交代が行われたんでしょ?オーナーが変わったらまず真っ先に何やります?新しい経営陣を作るじゃありませんか、ねえ。新しい経営陣。古い経営陣を一掃して新しい経営者を入れる。って言うことが早い話が大臣の、その、内閣だけじゃなくてその内閣がコントロールする役所の幹部ですよ、幹部人事を一掃するんです。当たり前のことだと思うんだ、だから鳩山さんたちは政権とったら事務次官とか局長には全員辞表を出してもらうって最初は言ってたんだよね。ところがまるっきりやってません、ねえ。自民党時代を支えた幹部官僚全員、そっくりそのまま使ってます。まあこれを居抜きと言います。まあ商店だったら居抜きで使うわな、ありますよ。でも国家経営で居抜きは困るんだよ、これ。結局ですね、そういう具合に民間の経営が分かっている人だったらちゃんとやるべきことをやってない。だから駄目なんですよ民主党政権は。結局どうですか、自民党時代と全く同じ、あるいは自民党時代よりもっとひどくなってますよ。もう本当にあきれ果てますよ。天下りなんてのはね、私が徹底してこれを攻撃をしてきた。なんで天下りが良くないか、これは官が民を支配するというシステムを前提に成り立っているんです。菅が民を支配したら民間はどうなりますか。自由に行動できなくなっちゃう。まあ、支配の仕方にもいろんな支配があって、その、飴と鞭。ね、飴玉、つまり癒着ですよ。癒着が起きると無駄遣いが起きるんです。結局皆さんの税金が無駄遣いされる。そして、この癒着で行政がゆがめられたりします、ね。それだけじゃない、民間が行政依存体質になるとどうなります?まあチャレンジ精神が失われるね。


だから日本の競争力がどんどんこの20年間落ちてきた。おまけに日本はデフレにハマって出られなくなっちゃった。なぜですか。政治家がね、あまりにもアホすぎたね、私に言わせると、うん。デフレから脱却するには、そう難しいことはありません。例えば財政は積極型にします。金融は緩和します。為替は円安にします。この3点セットでデフレ脱却は簡単に出来る。ところが、まあ早い話が不勉強だと財政政策は財務省に丸投げします。金融政策は日銀に丸投げします。そうすると、この財務官僚日銀官僚達は自分たちの庭だけはきれいにしますけど、全体のことは考えませんから、そうするとこの部屋全体のことを考えて今暖房をかけるときに冷房をかけていたり、冷房と暖房を一緒にかけたらどうなりますか、無茶苦茶なんですよ、ねえ。今アクセルを吹かす時にブレーキを踏んじゃったらどうなります?てんでチグハグになるじゃありませんか。だから日本は未だに10年以上経ってもデフレから脱却できない。早い話が、官僚はデフレの中でもお給料は下がりません、クビになりません。責任問われません。それだけじゃないの。デフレになると格差が拡大します、景気が悪くなります。自殺者が増えます。どうですか。格差是正政策をとりましょう、ねえ、景気対策をやりましょう、雇用対策をやりましょう、自殺者対策をやりましょう。皆さんの税金や保険料を湯水のごとく使って官僚の出番がどんどん増えるんですよ。権限が拡大するんです。デフレにハマって官僚任せをやってると、いつまでたってもデフレから出られないと言う状況になっちゃった。

でも、ここで心を入れ替えて、ねえ、ちゃんと政治主導の体制をやればデフレから脱却するなんてそんな難しいことはないですよ。デフレの中でこんな十何年かもやってるとお給料はどんどん下がる一方、そうすると若者はリスクが取れなくなるんですよ。これが日本の不幸なところ。若い人たちが将来、全く先行きが見えなくなる。そんな若者に『お前らリスク取れ!』ったって無理でしょそれ。でもデフレ、これが無くなってちゃんとお給料が上がる、先行きも見えてきた、となったらリスク取ってやってみよう、という第二、第三の松田公太達がたくさん出てくるようになるじゃありませんか、ねえ。だから、こういう環境を作るのが政治の仕事なんです。


我々は目先の成長戦略と中長期の成長戦略、そういうものを持っています。しっかりとした形でもってます、ねえ。まず、マクロ政策をきちんとやる。中期的には国を開く、このためには覚悟が必要ですよ。まあ、民主党みたいに覚悟のないやり方出では全然だめなんです。覚悟を持って、戦略を持って国を開く。これが、みんなの党のアジェンダです。そして、長期的にはやっぱり人材ですね。日本は人材が枯渇したらこの国は滅んじゃいますよ。やっぱり教育だ、そこ行くとね。でも今の教育はどうだ、まあ、早い話が日教組と文科省の官僚がなれ合ってねえ、結局現場では何が起きてるんだ、お手手つないでゴールインみたいなね、バカなことがやられてる。そんなことでねえ、子供たちの体力が伸びるのか。体力が、だって低下してる。知力だって低下してる。徳育だってガタガタになってる。そんなんじゃダメなんですね。やっぱり教育の本質から変えていく。個性ですよ。右向け右の教育じゃダメなの。護送船団お手手つないでゴールインじゃダメなんです。個性を伸ばす、独創性を伸ばしていく。こういう教育に転換出来れば日本はもっともっと伸びていきますよ、ねえ。


皆さんは自然界の掟、聞いたことありますか?自然界の掟、って言うのはですね、もっとも強いものが生き残るのでもありませんよ、もっとも賢いものが生き残るのでもありませんよ。自然界では自ら変われるものだけが生き残っていくんです。じゃあ人間界はどうなんですか。人間界は自然界の掟とは違いますよ。人間には皆さんの力があるんです、皆さんの正義があるんです。皆さんの手の中にあるこの正義、行使して。私たちは変われるんです。日本の政治を変えましょう。これが人間界の掟なんですよ。皆さんがこの国の政治を変える、松田公太と言う政治家を使って日本を変えようじゃありませんか。そうしたら未来が拓けてくるんですよ。今ずっと右肩下がりになっちゃった日本が変わるんですよ。そういう政治を作ってみましょう。政治家って言うのは選挙で当選します、ねえ。まあ落選する人もいる。まあ、言ってみれば『戦』だ、選挙ってのは。だから政治家には『志』が必要なんです。支持かを応援する皆さんと志を共有してないといけません。志っていう字はどういう字ですか。侍の心って書くんです。侍の心が必要なんですよ、ねえ。志が高ければ、疲れることはありません。おそらく松田公太は夜も寝ないで、ま少しは寝てるのかもしんないけどね、寝る時間を減らして、一生懸命今、仕事をやってます。でも、彼は疲れないって、いないと思います。志があるからです。自分の運命を変える覚悟がある人、こういう人にはね、自然と運気が付いてくるんです。不思議なもんですよ、何のために政治をやるんだと。自分のため、って思ってる人には運気は付いてきませんよ。まあ、だいたい政治家ほど割に合わない仕事もない、まあ松田公太なんかね、ハッキリ言って政治家にならずにシンガポールにでも移住したほうがハッキリ言ってラクラクな人生が送れたはずだ。でもなんで自分の財産すり減らしてまで政治、やってるんですか。志でしょう、覚悟でしょう。自分の運命を変える覚悟でしょう。そういう人には自然と運気が付いてくる、これを漢字で『立命』と言うんですよ。あの、松田公太は立命館ではありません、筑波大学ですけどもね、京都の立命館大学の立命、こういう覚悟の集団が、みんなの党であります。もうさっきから、もう話、終わってください、っていう突っ込みが出てますのでね、この辺で私の話はとりあえず終了させていただきます。

ご清聴まことにありがとうございました。