地球に小惑星が衝突して人類が滅ぶ危険性は? 2098年に迫る危機が判明...

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    地球に小惑星が衝突して人類が滅ぶ危険性は? 2098年に迫る危機が判明...

    それまでに迎撃システムの開発が急がれるようです...

    地球に衝突する確率の高い地球近傍天体(NEO)は、いろいろとすでに発見されてますけど、もっともっと遠い宇宙の彼方から地球を目がけて急スピードで近づいてきているPotentially Hazardous Object(PHO)の観測を進める「Pan-STARRS」望遠鏡が、ある小惑星の接近を真剣な警戒モードでウォッチし続けていますよ。

    上の写真でグリーンのサークルに囲まれた「2010 ST3」は、先月半ばには地球から650万kmの距離に迫り、いまもグングンと接近してきています。このままコースを外れなければ、2098年には大気圏に突入して地表面に衝突し、20メガトン級の爆弾を落としたのと同じ規模の大爆発を引き起こす危険性も指摘されていますね! 万が一、本当に地球に衝突してしまったら、その被害は甚大なものになりそうですよ...

    まぁ、まだその確率は決して高いものではないようですけど、メガピクセル画像の観測性能を誇るPan-STARRSでは、これまで発見が難しかった50年以上先に地球への衝突が予想されるPHOの存在を早期に突き止められるとされ、NASAとも連携して、必要であれば衝突前に小惑星を爆破するミッションまでスタートするみたい。ロシアだって極秘計画を進めてますし、まるで映画「アルマゲドン」みたいな世界が現実になったりして~

    University of Hawaii via Pop Sci

    Casey Chan(米版/湯木進悟)