そのうち日本にもやって来るかも...
あの手この手でスピード違反の摘発を逃れようったって、これにはかなわなさそうですよ。フィンランドのVTT Technical Research Centreにて最終テスト段階にある｢ASSET｣（Advanced Safety and Driver Support for Essential Road Transport）は、いわゆるオービスのようにスピード違反を取り締まるのみならず、3Dカメラでシートベルトの装着をチェックしつつ、ナンバープレートとの照合で自動車税や自賠責保険などなどの支払いも滞納していないかどうかを瞬時に判断！ そのまま違反者の情報はサテライト通信で警察のコンピューターデータベースへと送られちゃう仕組みですよ。
要は引っかかっちゃうと複数の違反で同時に切符を切られ、その日のうちに罰金の支払い命令書まで発行されちゃう迅速さのようでして、ヨーロッパでは2013年から導入が決定しているようです。こんなゴツい移動式の専用システムではなく、パトカーへコンパクトに搭載可能なデザインに軽量化が図られ、1台あたり5万ユーロ（約570万円）で配備されていくみたいですね。
ちなみに当の欧州での反響は、ASSETが各所に時間やエリアを変えつつ出没することで、取り締まりが強化されて交通マナーも向上していくのではって、概して大歓迎ムードなんだそうです。きっと運転中の携帯電話の使用まで同時に取り締まられるんでしょうね。もうこっそり運転中に悪いことはできませんよ～
Jack Loftus（米版／湯木進悟）
