第12回 松江ブック・クラブ
【参加者】:TwitterIDのアルファベット順で
@gorotsukineko
@siranawi
@tatsu_san
【イントロ】ひさしぶりの開催で、近況など。
本を読んだら感想を書くこと大事。一言でいいので。ブログでなくても。読書メーターは字数制限があり、短くまとめるのによいかも。
図書館、家で予約できて便利。でも安来の図書館は県内の検索では引っかからない。米子は5月から1年以上使えない(窓口が変わる)。
1)@tatsu_san
A-Works編著「地球を遊ぼう!」
ブクブク交換しまねで紹介していただいた本。「ブクブク交換」というイベントも楽しかった。こちらは旅行ガイドブック。
2)M・アウレリウス著「マルクス・アウレリウス「自省録」」
日垣隆氏主催の古典講座で紹介。全編付せんだらけ。開くページごとに突き刺さる言葉が。
3)山本昌邦著「世界基準サッカーの戦術と技術」
ビジネス書として。人を育てる点において参考になること多数。
4)松井章著「環境考古学への招待」
日本人が牛肉を食べ始めたのは明治維新以後ではない。トイレ、戦場など、考古学における「発掘」はたぶんわれわれのイメージとはだいぶかけ離れている。
5)ウォルター・アイザックソン著「スティーブ・ジョブズ I」「スティーブ・ジョブズ II」
まだしばらくApple製品は買うだろう。Appleファンとしては買わざるを得ない本で、めずらしく発売当日に買った(笑)。エキセントリック。
@gorotsukineko
1)円城塔著「これはペンです」
音読したい文章。言葉遊び。リズム。その奥に。最初に読む円城としては勧めない。わからない人にはわからない。
2)北野勇作著「きつねのつき」
SF、物理系。スプラッターな雰囲気。カタストロフ後の世界を描く。この作品で北野は化けたな。夢見ているようなフワフワ感。奥様のイラストレータ、森川弘子著「年収150万円一家」もおすすめ。
3)小川一水著「天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河」
3、4巻ぐらいから背景が見えてくると読みやすい。ハヤカワレーベルは読みやすい。同じ小川の「老ヴォールの惑星」はオールタイム・ベスト。
4)斎藤孝著「読書力」
「知らないことは恥である。読め」感想をアウトプットせよ。読書を続けるためのノウハウ。本を読まない人にこそ。巻末に読書ガイド。財産となる本(ある程度固い本)を。
5)豊崎由美著「ニッポンの書評」
日本の、本を読む教育について。Amazonの書評、くさすのはどうか?
「新書」という形態。おもしろい本が多い。
【休憩】和菓子バイキング、和菓子はうまいよ。イチゴ大福いただきました。チーズおかき、いちごチョコチップクッキー(リラックマ)。写真なくてすみません。
鳥取県南部町の、会見町分庁舎の図書館は棚が充実とのこと! 職員の方が意欲的で、手製の帯など! なんかすごそうですね。
@siranawi
1)ウォルター・アイザックソン著「スティーブ・ジョブズ I」「スティーブ・ジョブズ II」
スティーブ・ジョブズ iPhoneぐらいから。おもしろく書いてある。ジョブズは怖いw こんな会社にはいたくないかも。
2)池井戸潤「下町ロケット」
前回の直木賞。江戸川乱歩賞。実際にはできないかな。
3)西村京太郎著「十津川警部 出雲 殺意の一畑電車」
赤川次郎とこの人はすごいペースで出し続けている。ペリーメイスンシリーズ。口述筆記で。同じシリーズで何十冊も。推理の謎解きよりも、キャラクターの動向の方が面白いか。
4)北方謙三著「水滸伝 1」
本当の水滸伝はバカばっかし。塩の道とか。オリジナル。ハードボイルドだったけど。水滸伝、三国志
5)塩野七生著「ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記」
歴史書として。生活の様式。読みやすい。歴史書を読むときには高校の歴史の教科書の副読本が必須(山川出版)。デンマーク王室(千年ぐらい、日本の半分)。
選んだら新書ばっかり。日本の将来。三橋貴明、高橋洋一、マクロ経済学。
【次回スケジュール】
2012年3月4日(日)14時
話題:第146回芥川賞比較検討会
何かと話題の多かった今回の芥川賞。円城塔「道化師の蝶」、田中慎弥「共喰い」が受賞しました。受賞作を読んで、感想など話しましょう。これまでの芥川賞や直木賞についての思い出などもよい話題だと思います。なんか読書会っぽいね!
話題図書:2月10日発売の文藝春秋3月号