英ファンド、京成に株主提案OLC株の一部売却を再要求
京成電鉄の株式の1.6%を所有する英投資ファンドのパリサー・キャピタルが京成に対し、保有するオリエンタルランド（OLC）株の一部売却を求めるなどの株主提案を出したことが24日、分かった。あわせて京成側に資本コストを意識した投資戦略と株主還元に関する計画を年内に策定し公表することも求めた。 提出は同日付。株主提案ではパリサーは京成の取締役会に対して成長を重視した投資戦略計画と株主還元策を年内に公表…
IHIは24日、子会社で船舶用ディーゼルエンジンの製造を手掛けるIHI原動機（東京・千代田）がエンジン試運転時のデータを改ざんしていたと発表した。判明したのは2003年以降に出荷した船舶用エンジンの9割弱にあたる4215台。海外向けの製品では海洋汚染防止法と国際海事機関が定める窒素酸化物（NOx）規制の基準を逸脱している事例もあったという。業績への影響は現在精査中としている。 弁護士など外部有識…
ファナックは24日、2025年3月期の連結純利益が前期比19%減の1073億円になる見通しだと発表した。中国での設備投資需要が振るわず、ロボットの在庫調整が長引くと見込む。為替の変動や地政学リスクの懸念もあり保守的に見積もった。同日発表した24年3月期の連結決算は純利益が前の期比22%減の1331億円だった。500億円を上限に自社株買いをすることも公表した。…
【ハノーバー（ドイツ北部）=林英樹】世界最大級の産業機器見本市「ハノーバーメッセ」が26日まで独ハノーバーで開かれている。目玉のひとつが人工知能（AI）の活用だ。米国発の生成AIブームが席巻するなか、欧州勢は専門性の高い産業分野に特化。厳しい欧州連合（EU）規制への対応もアピールし、米IT大手との差別化を図る。 「専門的なプログラムで複雑な作業を制御する必要がなくなる。いわばエンジニア向けの『C…
ファミリーマートは24日、高級チョコレートメーカーのゴディバ・ジャパン（東京・港）が監修した、かき氷状の飲料「フラッペ」を30日に発売すると発表した。カカオをふんだんに配合した濃厚なチョコレート味など2種類をそろえる。日常でちょっとしたぜいたくを味わいたいという消費者に売り込む。 発売するのはチップ状のチョコレートが入った「チョコレートフラッペ」とイチゴの果肉の酸味とホワイトチョコレートの甘みを…
デンカは24日、炭素の先端素材「フラーレン」事業に参入すると発表した。同事業を手掛けるフロンティアカーボン（東京・千代田）の株式のうち50%を三菱商事から取得した。フラーレンは次世代太陽電池の長寿命化につながる素材として注目が集まっている。デンカと三菱商事で技術開発や顧客開拓を進め、2027年めどに量産化を目指す。 フロンティアカーボンは三菱商事とレゾナックの共同出資会社で、炭素原子がサッカーボ…
アサヒビールは24日、東京・銀座に開業する主力ビール「スーパードライ」の没入型施設を報道向けに公開した。缶の製造ラインの視点で楽しめる映像体験や、注ぎたてのビールを飲むことができる場所を設ける。25日から9月30日までオープンし、3万人の来場者を見込む。 「SUPER DRY Immersive experience」はスーパードライのコンセプトを感じながらビールが飲める同社初の複合型施設とした…
結婚式場大手のテイクアンドギヴ・ニーズ（T&G）は24日、結婚式のご祝儀をセブン銀行のATMから送金できるサービスを始めたと発表した。参列者は招待状に記載されたQRコードやURLからポータルサイトにアクセスし、専用の番号を受け取って入金する。新札や祝儀袋の準備といった手間を省く。 サービス名は「つつむと」で、5月31日以降の結婚式が対象。参列者は4月24日以降、ATMでの入金が可能になる。実施期…
SUBARU（スバル）の「レガシィ」から、セダンが姿を消す。米国販売会社は23日、2025年春にセダンの生産を終了すると発表した。日本ではすでに生産を終えており、レガシィブランドは多目的スポーツ車（SUV）の「アウトバック」に絞ることになる。きたる電動化シフトへの布石との見方もある。 レガシィは米国で底堅い人気がある。1989年に米国インディアナ州のスバル工場で生産された米国初のスバ…
回転ずし大手のくら寿司は24日、東京・銀座エリアで初となる店舗を25日に開業すると発表した。インバウンド（訪日客）向け業態の「グローバル旗艦店」で、白木造りの柱やテーブル、畳シートの座席で日本文化を強調する。新型コロナウイルス禍から回復する訪日客の獲得を目指す。 「くら寿司 グローバル旗艦店 銀座」を商業ビルのマロニエゲート銀座2（東京・中央）の7階に開く。くら寿司によると、大手回転ずしチェーン…
ソニーグループは24日、店内の電子看板の広告効果を測定するシステムをセブンイレブンの国内500店舗に導入したと発表した。人工知能（AI）を搭載したカメラが客の動きを把握し、広告を見た人数などを計測する。購買や広告配信のデータと組み合わせることで消費者の行動を精度高く分析できるとして、ほかの小売り各社にも売り込む。 ソニーグループ傘下で半導体事業のソニーセミコンダクタソリューションズ（神奈川県厚木…
