経営の仕事は、将来起こりうるリスクを早期に発見し
対処することの繰り返しでもあります。
また上場企業の場合、「リスク情報」として投資家に
開示する義務もあります。
今朝の朝日新聞一面の記事、
ネットの書き込みも新聞や雑誌と同等に、
名誉毀損が成立することが最高裁で認められました。
現在のサイバーエージェント社の注意すべきリスクのひとつに、
「風評リスク」があると思っています。
会社を成長させてきた過程では、
注目を浴びやすい会社であった一方で、嘘の噂話を流されたり、
悪意ある空気感を作られたりして、何度も悔しい思いをしてきました。
そして噂話は捉えどころもなく、泣き寝入りしてきました。
インターネットではブログやtwitterなどを使って噂が
あっという間に広まりやすく風説リスクも増大します。
しかしその一方、
インターネットは必ずどこかにそのログが残っているので、
捉えどころが無いという訳ではありません。
当社株を売り買いしている人が、株価を下げるためだとか、
競合にあたる同業者が、事業の妨害を企てていたりとか、
株主ほか利害関係者が損失を被るような悪質な行為には、
経営者として毅然とした態度で対処していくべきだと思っています。