情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

戦費確保がヨーロッパ消費税の発祥の元~斎藤貴男さんの新著と尖閣騒動

2010-11-07 09:55:46 | 有事法制関連
斎藤貴男さんの新著「消費税のカラクリ」(講談社現代新書)は、税収が足りないというマジックワードによる安易な増税について、考え直すよう迫る分かりやすい著作だ。この著作について、斎藤さん自身に、NPJのロングインタビューで語ってもらった。




 こちらから→http://www.news-pj.net/npj/mv/index.html

アマゾン「消費税のカラクリ」→http://ow.ly/35BW8


 斎藤さんは、消費税の持つ公平そうな外面に徹底的にメスを入れる。いかに中小企業いじめの悪税か、いかに大企業優遇の悪税かをえぐりだす。

 一番気になったのは、戦費確保がヨーロッパ消費税の発祥の元だということだ。

 おりしも、尖閣諸島の問題で、マスメディアは盛り上がっているが、この程度のアクシデントで、がたがた騒ぐのは平和ボケ(外交によって平和を実現することに無関心なという意味での平和ボケ、世界の紛争地域の状況にも無関心であるという意味での平和ボケ)した日本くらいのことだろうう。





 このくだらない騒動が日本の軍事費の増加を正当化し、ひいては、消費税増税につながっていく…。

 そして、格差社会が進展し、貧困層の自衛隊への就職を正当化する雰囲気が高まり、ますます、自衛隊の予算が拡大する。

 隣国との緊張が高まり、さらに自衛隊の予算が拡大する。

 あほ、ちゃうか。学べよ。

 下の映像を見て中国に怒ることができるのに、上の映像を見て日本に怒ることができないのはなぜなのか?

 下の映像を見て中国政府と中国市民を分けずに怒ることと、上の映像を見て日本政府(大企業)と搾取される市民の立場の違いを無視して政府側の立場に立って消費税導入が正しいと感じることと、これは同じような思考停止的な発想だと批判されても仕方ないのではないか。

 やせ我慢して深く考える。思考を止めないで深く考えようと努力する。それが第二次大戦の教訓ではないのか?

 …もしかしたら、手遅れで、日本はずいぶん、あほな社会、コントロールしやすい社会にされたのかもしれない。


 …それでも、草の根の市民交流は根太くなっているし、そうならざるを得ない社会のありように期待をつなぎたいと思う。


 貧困を生みだすシステムと戦ってきた日弁連宇都宮会長の熱い言葉(前半は少し冗長かも)に個々を尊重する社会づくりへの希望を見た。





 こちらから→http://www.news-pj.net/npj/mv/index.html




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Marine in Futenma must go back to your country. There is no place where the base of Marine is acceptable in Japan.

Okinawa and a lot of Japanese oppose the transfer of the Futenma base to Henoko


At least180 MPs of ruling parties say NO to Futenma relocation within Okinawa. Check this http://bit.ly/9jQIW8

 




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