住生活G、傘下5社を統合 新社名「リクシル」に
住生活グループは1日、傘下の主要事業会社で全額出資するトステム、INAX、新日軽、東洋エクステリアの4社に戦略立案会社のLIXIL(リクシル)を加えた5社を2011年4月1日付で統合し、新社名を「リクシル」にすると発表した。トステムを存続会社とする吸収合併方式で、ほかの4社は解散する予定。子会社5社の合併を機にグループ共通ブランドを社名に使う。
住生活はプロ野球の横浜ベイスターズ買収に名乗りを上げたが、株式を保有するTBSグループとの交渉が決裂。横浜ベイスターズの買収で知名度向上を狙っていた「リクシル」ブランドの浸透を図るとみられる。
新会社の社長には持ち株会社である住生活グループの杉野正博社長が就く予定。事業会社を統合した後の重複機能の解消や業務運営の効率改善、経営資源の配分については今後、新たな中期経営計画を策定する過程で検討するとしている。
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