さて、「スーパーマリオヒストリー 1985-2010」に付いてくるブックレットには「スーパーマリオ実験仕様」という宮本茂さんが描かれた企画書が載っています。そこには昭和60年2月20日付けの捺印があり、初期マリオの操作方法のアイデアがメモられているのですが...
<操作方法>左ボタン:WALK-L
右ボタン:WALK-R
上ボタン:JUMP下ボタン:未定(しゃがむ)
Bボタン:RUN(加速)(ロケット→噴射)Aボタン:ATTCK(道具による)(・素手→キック ・ライフル ・ビーム銃)
・十字ボタンの左右でマリオは2段階のスピードで歩く その時、Bボタンを押していると早く加速しながらより高速で走ることができる。・十字ボタンの上方でジャンプする。ジャンプする高さはボタンの入力されている時間と、その時の左右速度で決定する
・Bボタンは、マリオがロケットを手に入れた時は、空中での左右方向への加速に利用する
・Aボタンは、その時マリオが持っている道具を使う。
!!!!なんと初期の構想だと、マリオはAボタンでキックやライフル、ビーム銃を繰り出し、上ボタンでジャンプしていたそうです。そしてロケットも乗りこなせるスーパー配管工。だいぶ違うマリオですね。
結局この仕様のまま製品化されることはありませんでしたが、ロケットを乗り回し、ライフルやビームガンで戦うマリオも少しやってみたいですよね。
衝撃の事実:初期のスーパーマリオは上ボタンでジャンプし、Aボタンでライフルを撃った[n-styles]
(鉄太郎)