法医解剖、1人で年284件…大学頼み限界

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100815-00000881-yom-soci

スタッフは減少傾向だが、件数は年々増加。解剖医1人が100件以上を担当した大学も10校あり、秋田大(秋田市)では1人で284件を解剖していた。犯罪の見逃しを防ぎ、正確な死因究明が求められる中、教育・研究が使命の大学に依存する制度は限界に近い。

こういう状態では、それでなくても人気が低い法医学の人気がますます低下して、後継者を養成できなくなってしまいかねませんね。
大学の法医学教室の負担が大きすぎるので、かつて私自身が経験したことですが、不審な変死体があっても、警察が、自分達で勝手に、これは事件性がないと見切りをつけ、検察庁が念のため解剖してはどうかと言っても、何だかんだと文句を言って解剖しないように邪魔する、といったことも起きていて、解剖せずに片付けてしまったものが、後日、重大な事件によるものであったことが判明する、というのも、現状では無理からぬものがあるでしょう。
素人のおまわりが医師の真似事をして検視を行って勝手な判断を下している、という現状は、早急に改革する必要があり、法医学を志す医学生には、将来の法医学分野での就業を条件に、医学部在学中や医師になってからの一定期間、奨学金や奨励金を公費から出すなど、お座なりではない本格的な対策が急務だと思います。

2010年08月15日のツイート

政務調査費ですし・うな丼… 佐賀・自民県議総会の昼食

http://www.asahi.com/politics/update/0813/SEB201008120063.html

収支報告書に添付された領収書を調べると、おもな例としては、昨年4月3日、うなぎ屋からうな丼30人分(計4万5千円)▽同5月21日、旅館から1500円の弁当30個▽今年2月16日、すし屋から弁当23人分(計2万5080円)、日本料理屋から弁当7人分(計1万857円)などに政務調査費を充てていた。
県議会事務局によると、議員団総会の昼食代は「会議費」に当たり、政務調査費でまかなうことが認められている。

佐賀と言えば、「葉隠」が生み出された場所ですが、江戸時代には高いレベルの精神を維持していたものが、その後、月日が過ぎ去り、平和ボケが続く中で、レベルが低下して、議員が公費でうな丼や寿司などをむさぼるまでになってしまったのでしょうか。昔は、武士道とは死ぬことと見つけたり、であったものが、今は、食うこととみつけたり、になってしまっているのかもしれません。
議員の胃袋の維持に公費を使うということが、納税者に支持、理解されるはずもなく、そういうことが認められているというのであれば、認めないように改めるべきでしょう。