台風4号、12日夜に東北上陸の恐れ 広範囲で大雨
台風4号は11日、日本海の山陰沖を北進した。12日夜には東北地方に上陸する恐れがある。北日本から西日本にかけての広い範囲で大雨や暴風、高波が予想され、気象庁は土砂災害や河川の増水などへの警戒を呼びかけている。
同庁によると、台風4号は12日午前0時現在、松江市の北北西約120キロの海上にあり、時速25キロで東に進んでいる。中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル。中心の南東側410キロ以内と北西側220キロ以内は風速15メートル以上の強風域となっている。
12日午後6時までの24時間予想雨量は、東海250ミリ、中国と近畿南部200ミリ、四国太平洋側、近畿中部、北陸、甲信、北海道150ミリ、近畿北部、東北120ミリ。北日本から西日本の広い範囲で12日にかけて、局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨が降る恐れがある。
12日にかけて予想される最大風速は九州北部や北陸、東北の海上で20~23メートル、陸上で18~20メートル。波も高く、九州北部と中国で6メートル、北陸と東北で5メートルの高波が見込まれている。