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日本医学教育学会シンポジウム
学生の質の低下、将来の医師過剰―医学部定員増への不安の声続々
教育体制の整備に苦心する大学病院

医学部定員が急増している。2007年には7625人だった定員が09年には8486人、10年には8846人となった。医師不足・偏在対策の一貫として実施された定員増だが、一方で、その“弊害”を懸念する声も聞かれる。

 7月30~31日の第42回日本医学教育学会では、日本医学会総会と共催でシンポジウム「医学部定員増をめぐって」が開かれ、医学部定員の急増によって顕在化した、教員不足や医学生の質の担保、地域枠のあり方といった課題について議論された。 

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