【8月10日 AFP】ホンダ(Honda Motor)は9日、キーを差し込む装置の不具合により、駐車中の車が動き出す可能性があるとして、北米で販売した「アコード(Accord)」など約42万7000台のリコール(回収・無償修理)を発表した。

 キーを差し込む装置が損傷を受けたり磨耗したりすると、変速レバーを「パーキング」に入れていなくてもキーが抜けることがあり、駐車中の車が動き出し事故につながる可能性があるという。

 ホンダによると、こうした不具合に関する若干の苦情が寄せられており、中には軽傷につながった事故例も報告されているという。

 対象車種は米国で販売された「アコード」(03年型)が約19万7000台、「シビック」(03年型)約11万7000台、「エレメント(Element)」(03~04年型)約6万9000台、およびカナダで販売された「アコード」(03年型)が約1万8000台、「シビック」(03年型)約2万1000台、「アキュラ(Acura)1.7EL」(03年型)約2000台、「エレメント」(03~04年型)約3000台。(c)AFP