メイラックスの副作用 (ロフラゼプ酸エチル•抗不安薬)
メイラックスの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。
ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。
メイラックス錠1mg/ メイラックス錠2mg
副作用
副作用等発現状況の概要
市販後使用成績調査の結果、全国983施設から総症例14,522例の臨床例が報告された。
副作用発現症例は545例(3.75%)であり、副作用発現件数は676件であった。
主な副作用は、精神障害(眠気、思考減退、集中力低下等)356例(2.45%)、中枢・末梢神経系障害(ふらつき、頭重感、構音障害等)131例(0.90%)、一般的全身障害(倦怠感、脱力感等)44例(0.30%)、消化管障害(口渇、便秘、胃不快感等)42例(0.29%)、肝臓・胆管系障害(γ-GTP上昇、ALT(GPT)上昇等)31例(0.21%)であった。(再審査終了時)
重大な副作用
1.
大量連用により、薬物依存(0.1%未満)を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与すること。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作(0.1%未満)、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状(0.1%未満)があらわれることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと。
2.
統合失調症等の精神障害者、高齢者への投与により逆に刺激興奮、錯乱(0.1%未満)等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
3.
幻覚(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4.
呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、呼吸抑制(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
精神神経系注2)
0.1~5%未満
眠気、ふらつき、めまい、頭がボ-ッとする
0.1%未満
頭痛、言語障害(構音障害等)、舌のもつれ、しびれ感、霧視、味覚倒錯、健忘、いらいら感、複視、耳鳴、不眠
消化器
0.1~5%未満
口渇
0.1%未満
嘔気、便秘、食欲不振、腹痛、下痢、胃痛、口内炎、胸やけ、心窩部痛
肝臓
0.1~5%未満
肝機能障害(γ-GTP、ALT(GPT)、AST(GOT)、LDH上昇)
血液
0.1%未満
貧血、好酸球増多、白血球減少
泌尿器
0.1%未満
頻尿、残尿感
過敏症注2)
0.1~5%未満
発疹
0.1%未満
皮膚そう痒感
骨格筋
0.1~5%未満
倦怠感
0.1%未満
脱力感、易疲労感、筋弛緩
その他
0.1%未満
発赤、性欲減退、ウロビリノーゲン陽性、冷感、いびき
注2)観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。(味覚倒錯を除く)
【メイラックスの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦(3箇月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中に他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)の投与を受けた患者の中に、奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。]
2.
妊娠後期の婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。]
3.
分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。
4.
授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことがあり、また、黄疸を増強する可能性がある。]