デジタル地域通貨、全国120市区で流通行政サービスで利用も
スマートフォンやICカードなどを利用して買い物を決済するデジタル地域通貨を導入する動きが各地で相次いでいる。日経グローカルが全国の市区を対象にアンケートした結果、デジタル地域通貨が流通している市区は120カ所に達していることがわかった。地域内で経済を回す効果のほか、行政サービスを住民にアピールする手段としても注目されている。（「日経グローカル」509号に詳報） 一般的なデジタル地域通貨のスタイル…
人手不足を背景に転職市場の活況が地方に波及している。主要転職サイトに掲載された正社員の求人を勤務地ごとに集計すると、沖縄・高知の2県で募集時の月額賃金の上昇率が東京都を上回った。若者の転出に悩む高知県は「Uターン転職」を呼び込む。企業も転職人材を管理職などの主軸として期待する。 人材サービスのフロッグ（東京・千代田）が集めた転職サイトのデータを活用し、2025年4月第1月曜日に募集があった正社員…
若者の流出に悩む高知県は県外で経験を積んで戻ってくる「Uターン転職」の促進に力を入れる。浜田省司知事は「（非出身者のIターンを含んだ）UIターンを増やさないと高知の元気な未来は展望できない」と話し、デジタルマーケティングを使った県内企業へのマッチングや都市部での相談体制の充実に意欲を示す。 ――「高知県UIターンサポートセンター」を通じて県外からの転職を促してきました。 「県と市町村、産業団体が…
大阪・関西万博では海外パビリオンで各国自慢のグルメを味わえるのが魅力だ。そのなかで新たな食体験ができる未来型の飲食店にも注目したい。最新技術を用いた調理や次世代につながる食のあり方を提案するレストランを記者が体験してみた。 大屋根リングのちょうど中央に「テラスニチレイ」がある。冷凍食品を手がけるニチレイフーズが出店しているレストランだ。ここではニチレイの冷凍食品を使い、来店客が具材や味付けを自分…
そうめんは国内各地で作られているが、「三輪そうめん」の産地である奈良県桜井市は発祥の地として知られる。最近では手軽に味わってほしいと紙カップで出したり、創作メニューを提供したりする飲食店が登場し、新たなそうめんのファンを増やし始めている。 そうめんは1200年以上前、飢えに苦しむ人々を救いたいと大神（おおみわ）神社（桜井市）に祈願した結果、得られた啓示に従って作られはじめたと伝わる。江戸時代に伊…
福岡市の櫛田神社前駅から徒歩10分の住吉に、煮魚料理を専門に提供する定食屋がある。「食堂煮魚少年」という店名にどこか懐かしさを感じ、門をくぐった。 カウンターの席につくと、厨房からふわりと煮込み料理の深い香りが漂ってくる。メニューには、旬の魚の煮付けやおろし煮、甘酢煮などいろいろな煮込み料理が並ぶ。迷いながらも一番人気という「鯖（さば）の煮込み」のしょうゆ煮と味噌煮をどちらも味わえる定食セット（…
近鉄グループホールディングス傘下の近畿日本鉄道はイオンリテールや福山通運と連携し、大阪で製造されたパンを特急「アーバンライナー」で名古屋に運ぶ実証実験を行った。関西から中京圏へ、食品に特化した長距離輸送は近鉄では初の取り組み。トラック運転手の不足や鉄道利用人口の落ち込みに対し、特急列車を活用した貨客混載の輸送の可能性を探る。 大阪で人気の鳴門屋製パン 5月23〜24日、イオン熱田店（名古屋市熱田…
