ユニクロが台湾1号店 柳井社長「100店以上展開も」
【台北=新居耕治】ファーストリテイリングは7日、「ユニクロ」の台湾1号店を台北市内で開店した。開店時間である午前10時30分(日本時間同11時30分)の5分前には2500人の長い行列ができ、開店後の店内はカシミヤのセーターやジーンズなどを購入する客でごった返した。同社によると、ユニクロ開店時の行列人数で過去最高を更新した。
台湾はユニクロにとって9カ国・地域目の海外進出先になる。もともとユニクロは台湾で人気が高く、観光で日本を訪れた際にユニクロで衣料品を購入する人も多かった。
開店に合わせて訪台した同社の柳井正社長は6日記者会見し「台湾では日本と同じ店舗密度を実現したい」と表明。「100店舗以上の展開もありうる」と強気の見通しを語った。
ユニクロはアジア市場重視を鮮明にしており、近くマレーシアにも進出する計画。
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