「End of the Road for Xmarks」のタイトルが泣かせます。

つい先日のエントリーでも紹介していました、ブラウザ間のブックマークやパスワードを同期するサービス「Xmarks」が、本日サービス終了をアナウンス。TOPページには未掲載ですが、Blogのほうでは

Tomorrow, however, will hardly be anything but typical, for tomorrow one of our engineers will start a script that will email each of our users to notify them that we'll be ceasing operations in around 90 days.

いまだに一日3000のアカウントが増えているXmarksでしたが、一両日中に、ユーザーにはサービス停止の通知が送られ、90日以内にサービスが停止する旨が綴られています。

　ユーザーとしては残念ではありますが、

2010年の春、金銭的に困難に陥り、選択肢も減っていきました。会社を売却してくれるところを探し、ここ3ヶ月で商談成立まで限りなく近づきましたが、利用者はいなくなる一方でした。

Xmarksを無料にするという方向性も考えました。Firefox・Chromeに無料で搭載されているものに、お金を払うとは考えづらかったからです。しかし、収入がなければサービスは継続できません。よって、閉鎖となりました。

終了の大きな要因は「2010年春頃から身売り先を探していたが見つからなかった」（Blogの「The End」のセクション冒頭）ことだとか。確かにバージョンアップによってFirefoxにもChromeにもブックマーク同期機能が標準で搭載されたことも大きな理由でしょう（私も移行者の一人ですし）。

Xmarksアドオンのアンインストールだけでなく、アカウントの削除もお忘れ無きよう。

End of the Road for Xmarks［Xmarks Blog via P2P today ダブルスラッシュ］

（常山剛・翻訳：松井亮太）

追記：2011年1月10日終了とアナウンスが出ましたのでタイトルを訂正しました。ブラウザ毎の移行案内も掲載されています。

［via Lifehacker US］