山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

自転車レーンはなぜ必要か(1)

2010-09-17 22:28:45 | 街づくり
 前回の記事で予告した「大事件」とは以下のことである。

 山形市の中心商店街は大揺れになりそうである。
 昨年の11月から「自転車レーン社会実験」が始まり、まもなくまる一年を迎えようとしているが、それに向けて一部団体(街づくりNPO)がこの自転車レーン廃止運動を始め、署名運動、国、県議会、市議会に対する廃止要望や請願をやろうとしている。
 この団体には知人も多く、当ブログ主も設立に少しだけ協力してきた経緯もあるので、署名依頼の文書を見て驚愕仰天した次第である。
 このNPO法人は中心市街地の賑わい回復を目指す活動と事業展開のために近年設立されたのだが、何度かそのためには歩行者や自転車に優しい環境を整えることが不可欠で、そのためには増え過ぎたクルマの通行抑制を図る必要があることを訴えてきたつもりであるが、どういうわけか唐突に「自転車レーンの廃止」を強く主張し始めている。
 彼らの署名依頼の趣意書を見ると、「運転者の立場からは、大変通行しにくい・・(略)・・渋滞がひどくなり、交通量の割には混雑しています」とあり、自転車レーンの設置は並行する県道の拡幅工事が完了してからでも遅くない、クルマでの来街者が多いので彼らを遠ざければ商店街の衰退は一層顕著になるとの主張である。
 中には「交通弱者を保護することは素晴らしい提案」との記述もあるものの、概してクルマ利用者重視の発想であり、自転車レーン廃止の後、自転車と歩行者の危険度が再び高まることはほとんど考慮されていないと言える。

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