奥寺健
アナウンサー
新ホールのこけら落しという栄えある舞台で、全4公演を盛況のうちに終えることができました。
みなさま、本当にありがとうございました。
『仮名手本忠臣蔵』。
稽古を重ねるにつれ、その大きさ、重さが、シリアスなまでに感じられるようになりました。
名作ゆえの難しさ。大きな舞台における朗読の見せ方。
様々なことを考えさせられ、迷い、そしてたどり着いた本番でした。
皆さまからは様々な評価をいただきましたが、
これまでの「朗読」という枠組み、
アナウンサーのエンタテインメントにおける先入観を
少しだけ打ち破ることができ、
ここまで進んできた方向性が間違っていなかったことを認識できた思いです。
劇場にお運びくださったみなさま、本当にありがとうございました。