「物価が最も高い街」横浜に 初めて東京抜く
09年地域差指数 最も低いのは3年連続で宮崎市
総務省が25日発表した2009年の消費者物価地域差指数によると、都道府県庁所在地別の物価水準で横浜市が初めて首位になった。1963年の調査開始以来、東京都区部が「物価高1位」の座を保ってきたが、食料品の値下がりなどで横浜市がわずかな差で逆転した。
消費者物価地域差指数は全国平均を100として、都市別などの物価水準を比較する指標。09年は東京都区部が110.0となり、前年の110.4から水準を下げた。これに対し、横浜市は110.2と前年と変わらず、東京都区部を0.2ポイント上回った。総務省は「東京は食料品価格の下落が大きかった」と要因を分析している。
一方、物価が最も低いのは3年連続で宮崎市だった。横浜市の物価は宮崎市と比べて14.1%高い水準にある。