浜岡原発に高さ12メートル超の防波壁 中部電が津波対策
中部電力は15日、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)で新たな津波対策を実施することを明らかにした。遅くとも2~3年以内に、海岸線と原発施設の間に、海水面から見て高さ12メートル以上になる防波壁を長さ約1.5キロメートルにわたって新設する。
海岸線と原発施設の間には津波対策として、既に高さ10~15メートルの砂丘を造成している。新たな防波壁は砂丘と施設の間に建設し、二段構えで津波を防ぐ形にする。また、原子炉の炉心を冷却するのに使う海水ポンプの電動機の回りに防水板を1年以内に設置する。
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