駅ホームドア整備促進、国交省検討会が初会合
駅に設置する転落防止用の「ホームドア」の整備促進を目指し、国土交通省は9日、同省と鉄道会社を集めた検討会の初会合を開いた。同省の津川祥吾政務官は冒頭で「様々な課題はあるが、ホーム転落事故の撲滅に力を頂きたい」とあいさつ。検討会は設置費用や技術的な課題を整理したうえで、今夏をメドに国の支援策や設置指針に関する方針を示す。
初会合では鉄道会社側から、設置にはホームの補強、停止位置の制御システム導入など大規模改修が必要なケースがあるとの説明があった。ほかにもホームドアの開閉に伴う停車時間の増加、ホームが狭くなることに伴う混雑を懸念する意見も紹介された。